
インフラエンジニアへの転職の実態を、キャリアカンパニーの紹介実績(2025年8月〜2026年7月入社の201名)から整理しました。インフラ職に入社した170名の、入社時の年収の中央値は320万円(転職前は300万円)で、年収が上がった方は60%でした。前職がIT以外だった方は90%、面談から内定までの期間の中央値は40日、入社後1年以内の定着率は98%です。このページでは、各数字の定義と読み方、注意点、市場の公開データ(doda)との違いを、1か所にまとめています。数字を引用するときの、出典の書き方も案内しています。
この記事のポイント
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 集計の主体 | キャリアカンパニー(運営会社: 株式会社エンデバース)。未経験・若手のITエンジニア専門の転職エージェント |
| 集計の対象 | 2025年8月〜2026年7月に入社した、201名(当社の紹介実績) |
| 含まれる職種 | インフラ職(ネットワーク・サーバー・運用監視など)が中心。開発職などを含む |
| 数字の種類 | 割合・中央値・平均。人数は、対象の説明に必要なものだけ記載 |
| 累計の支援実績 | 未経験からのインフラ転職を700名以上支援。本ページの数字は、2025年8月〜2026年7月入社の201名を対象とした集計で、累計の支援実績とは別の数字です |
| 注意 | 当社の紹介実績に基づく集計であり、業界全体や、個々の方の結果を示すものではありません |
| 指標 | 数字 | 対象 | 読み方 |
|---|---|---|---|
| 前職がIT以外の方の割合 | 90% | 201名 | 未経験からの転職が、中心 |
| 文系出身の方の割合 | 92% | 201名 | 理系でなくても、入社している |
| 面談から内定までの期間(中央値) | 40日 | 201名 | 約1か月半。応募開始の3か月ほど前から、動き始めると余裕がある |
| 応募数(平均) | 5社 | 201名 | 数を増やすより、関心のある会社に絞る |
| 内定数(平均) | 4社 | 201名 | 複数の内定が出ることは、珍しくない |
| 入社時年収(中央値) | 320万円 | インフラ職170名 | 転職前の中央値は300万円 |
| 年収が上がった方の割合 | 60% | インフラ職170名 | 上がらなかった方も、一定数いる |
| 入社後1年以内の定着率 | 98% | 201名 | 1年以内の定着の数字。2年目以降は含まない |
| 運用監視3年以上+資格の方が、入社後半年ほどで構築・設計を担当した割合 | 95%(20名中19名) | 運用・監視を3年以上経験し、資格も持っていた方 | 経験を積んだうえで、構築・設計へ進むルートが開けている |
それぞれの数字について、定義と読み方を、次の章で説明します。
当社の紹介実績(201名)では、前職がIT以外だった方が90%、文系出身の方が92%でした。インフラエンジニアは、専門知識が必要な仕事ですが、入社時に、IT経験や理系の学歴が必須であるわけではないことが、読み取れます。
ただし、「経験がなくても、誰でも入社できる」という意味ではありません。学習の事実(資格・学習環境での実践)や、「なぜインフラなのか」の説明が、選考では見られます。進め方は、インフラエンジニアへ未経験で転職する方法で、解説しています。
面談から内定までの期間の中央値は、40日(約1か月半)でした。応募数の平均は5社、内定数の平均は4社です。応募先を絞って面接を受けても、複数の内定が出ることは、珍しくありません。
内定の回答期限は、1週間ほどが多く、延ばしても2週間ほどです(当社の面談での目安)。複数の内定が出たときの比べ方は、IT転職の内定が複数出たときの選び方、時期の考え方は、エンジニアの転職タイミングで、解説しています。
インフラ職に入社した170名の、入社時の年収の中央値は320万円でした。転職前の年収の中央値は300万円で、年収が上がった方は60%です。未経験・若手の転職では、入社時点で大きく年収が上がるケースばかりではなく、入社後の経験の積み方で、伸びが変わると考えています。
| 項目 | 数字 | 読み方 |
|---|---|---|
| 入社時の年収(中央値) | 320万円 | インフラ職170名 |
| 転職前の年収(中央値) | 300万円 | インフラ職170名 |
| 年収が上がった方 | 60% | 上がらなかった方も、一定数いる |
市場全体の目安として、dodaの「平均年収ランキング2025」(調査期間: 2024年9月〜2025年8月)では、IT関連の主な職種の平均年収は、次のとおりです(出典: doda)。
| 職種 | 平均年収(doda) |
|---|---|
| 技術系(IT・通信)全体 | 469万円(20代398万円/30代519万円/40代649万円) |
| プロジェクトマネージャー | 707万円 |
| セキュリティコンサルタント | 649万円 |
| ITコンサルタント | 601万円 |
| サーバーエンジニア | 469万円 |
| ネットワークエンジニア | 455万円 |
| SE・プログラマー | 435万円 |
| テクニカルサポート | 432万円 |
| 運用監視・保守 | 389万円 |
| ヘルプデスク | 362万円 |
dodaの数字は、幅広い年代・経験の方の「平均年収」で、当社の数字は、未経験・若手が中心の「入社時の年収の中央値」です。対象も、指標も異なるため、単純に比べることはできません。参考としては、運用監視やヘルプデスクから、構築・設計、さらに上流工程へと担当を広げるほど、平均年収が高い職種に近づくことが、読み取れます。年収の考え方は、ITエンジニアの年収が上がりにくい理由で、解説しています。
当社の自社集計では、運用・監視を3年以上経験し、資格も持っていた方20名のうち19名(95%)が、入社後半年ほどで、構築・設計の業務を担当しています。運用・監視の経験を積んだうえで、構築・設計へ進むルートが、現実的に開けていることを示す数字です。
進め方は、運用・監視から構築・設計へ進む方法で、資格の選び方は、LinuCとは、CCNAとはで、解説しています。
入社後1年以内の定着率は98%です(2025年8月〜2026年7月入社の201名が対象)。この数字は、「入社後1年以内に、定着している方の割合」であり、2年目以降の定着を示すものではありません。
当社では、2年目以降は、キャリアアップのための転職も、選択肢の一つだと考えています。1〜2年での早い転職は避け、3年ほど経験してから、より上の領域へ進む選択もあります。
求人の状況は、dodaの転職求人倍率レポートで確認できます。2026年6月のレポートでは、全体が2.55倍だったのに対し、IT関連は11.06倍でした。2026年8月の全体の転職求人倍率は、2.86倍です(前月差+0.15ポイント、前年同月差+0.44ポイント)。出典: doda 転職求人倍率レポート。
求人倍率は、月ごとに変動します。求人が多いことと、誰でも内定が出ることは、別の話です。最新の数字は、dodaの公式サイトで確認してください。
| 言えること | 言えないこと |
|---|---|
| 未経験・文系から、インフラ職へ入社した方が、当社の紹介実績では、多数を占める | 「誰でも、インフラ職に転職できる」とは言えない |
| 面談から内定まで、中央値で約40日。複数の内定が出ることも珍しくない | 「必ず、40日で内定が出る」とは言えない |
| インフラ職の入社時年収の中央値は320万円、年収が上がった方が60% | 「インフラエンジニアの平均年収が320万円」とは言えない |
| 運用・監視3年以上+資格の方は、構築・設計へ進める例が多い(20名中19名) | 「3年経てば、全員が構築・設計に進める」とは言えない |
| 入社後1年以内の定着率は98% | 「2年目以降も、同じ割合で定着する」とは言えない |
インフラの運用・監視の求人は、夜勤がある場合が多くあります。当社の面談では、数字だけでなく、働き方の実態も、あわせてお伝えしています。
| 項目 | 当社の面談での説明 |
|---|---|
| 夜勤の時間帯の例 | 夕方17〜18時から、翌朝9〜10時まで勤務し、翌日は休み、という形がある |
| 勤務の組み合わせ | 夜勤と日勤が混ざる働き方になる場合がある |
| 土日祝休み | 最初の数年は、難しい場合がある |
| 年間休日 | 120日を超えるケースが多い |
| 仕事の内容 | 運用・監視の求人は、プログラミングを書く仕事ではない |
| 先に確認すること | 夜勤・平日休みへの抵抗の有無。通勤時間、家庭の事情 |
平日休みを「混まなくてよい」と感じる方もいます。一方で、夜勤や平日休みに抵抗がある方は、応募の前に、「夜勤なし・日勤のみ」の求人があるかも、確認してください(求人によって条件は異なります)。
会社を選ぶときは、商流の深さにも注意が必要です。商流が深い(二次受け・三次受けなど)と、単価と給与が上がりにくい傾向があります。会社の規模、設立からの年数、エンジニアの配属、営業の強さが、判断材料になります。確認のしかたは、ブラックなIT企業の見分け方で、解説しています。
「インフラエンジニア」は、ITの土台(基盤)を支える仕事の総称です。担当する領域によって、仕事内容が異なります。
| 種類 | 主な仕事内容 | 関連する記事 |
|---|---|---|
| 運用・監視 | システムの稼働を監視し、障害の一次対応を行う | 運用保守の入り口になる仕事 |
| ネットワークエンジニア | 社内外の通信網(LAN・WANなど)の設計・構築・運用 | ネットワーク転職の記事 |
| サーバーエンジニア | サーバーの設計・構築・運用(Linuxなど) | LinuC・サーバーの資格の記事 |
| クラウドエンジニア | クラウド上のインフラの構築・運用 | クラウド転職の記事 |
| セキュリティエンジニア | システムを守るための、設計・運用・診断 | セキュリティの記事 |
ネットワーク分野はネットワークエンジニアへ未経験で転職する方法、クラウド分野は未経験からクラウドエンジニアになるには、セキュリティ分野はセキュリティエンジニアになるためのロードマップで、解説しています。
数字を、ご自身の状況に当てはめて考えるときの、ポイントを整理します。
| あなたの状況 | データから読み取れること | 次の一歩 |
|---|---|---|
| IT未経験・文系 | 当社の紹介実績では、前職IT以外が90%、文系が92%。未経験からの入社が中心 | 学習の事実(資格・実践)をつくり、早めに相談する |
| 運用・監視の経験が1〜2年 | 構築・設計へ進むには、3年ほどの経験が目安 | 担当を広げられる機会を探し、資格を取る |
| 運用・監視の経験が3年以上 | 資格を持つ方は、20名中19名が入社後半年ほどで構築・設計を担当 | 経験を棚卸しし、構築・設計の求人を探す |
| 年収アップが目的 | 入社時の年収の中央値は320万円。入社後の経験の積み方で伸びが変わる | 商流の浅い会社と、上流の経験を重視する |
当社では、これらの数字を、毎年の集計で見直し、最新の実態に近づけていきます。個別のご状況に応じた、具体的な相談は、無料相談から、お受けしています。
詳しい手順は、インフラエンジニアへ未経験で転職する方法、エージェントの選び方は、インフラエンジニア向け転職エージェントの選び方、志望動機の書き方は、インフラエンジニアの志望動機で、解説しています。
キャリアカンパニーは、株式会社エンデバースが運営する、未経験・若手のITエンジニア専門の転職エージェントです。企業の人事・役員に直接ヒアリングしており、採用コンサルティングで、エンジニア採用をする複数の会社の面接官も担当しています。選考の基準や、合格ラインを踏まえた面接対策を、企業ごとに個別に行っています。
このデータに関するご質問や、インフラエンジニアへの転職のご相談は、無料相談からお受けします。
キャリアカンパニーの紹介実績(2025年8月〜2026年7月入社の201名)では、前職がIT以外だった方が90%、文系出身の方が92%でした。未経験・文系からの入社が、中心です。
キャリアカンパニーの紹介実績では、インフラ職に入社した170名の入社時の年収の中央値は320万円で、転職前の中央値は300万円でした。年収が上がった方は60%です。業界全体の平均ではありません。
当社の紹介実績では、面談から内定までの期間の中央値は40日(約1か月半)でした。応募数の平均は5社、内定数の平均は4社です。入社したい時期の3か月ほど前から動くと、余裕を持てます。
当社の紹介実績では、運用・監視を3年以上経験し、資格も持っていた方20名のうち19名(95%)が、入社後半年ほどで、構築・設計の業務を担当しました。対象が少ないため、参考値としてご覧ください。
当社経由で入社した方の、入社後1年以内の定着率は98%です(201名が対象)。1年以内の数字であり、2年目以降を示すものではありません。
出典を明記すれば、引用していただけます。「出典: キャリアカンパニー(株式会社エンデバース)自社集計(2025年8月〜2026年7月入社の201名)」と、期間と対象をあわせて記載してください。
データの更新は、集計期間が変わったときに行います。最新の転職ガイドは、インフラエンジニアへ未経験で転職する方法をご覧ください。
運営会社の情報は、運営者情報(運営会社・許可番号・コンテンツ方針)をご覧ください。
アドバイザー
百瀬将悟
大学卒業後、不動産会社に入社。その後、求人広告営業・キャリアアドバイザーを経験。現在は両面型のアドバイザーとIT企業の採用コンサルティングに従事。
採用と転職市場の両方を理解している点を強みとし、「市場価値を高めながら活躍できるエンジニア」になるためのを転職サポート。