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COLUMN エンジニア転職

文系・異業種からインフラエンジニアになれる?入社201名の前職・学歴データと、選考で語られた事実

文系・異業種からインフラエンジニアになれるかを解説する記事のアイキャッチ

執筆:百瀬将悟(キャリアアドバイザー/株式会社エンデバース)|情報の確認日:2026年10月21日

この記事は、未経験・若手ITエンジニア専門の転職エージェント「キャリアカンパニー」(運営: 株式会社エンデバース)が、当社の紹介実績をもとに書いています。数字は業界全体ではなく当社の紹介実績で、個々人の結果を保証するものではありません。

結論|文系・異業種から入社した公開事例がある。ただし「有利」とは言えない

  • 文系・異業種からインフラエンジニアに入る道は、実際に使われています。
  • ただし、「文系だと有利」「理系は不利」「誰でも入れる」とは言えません。
  • 公開インタビューで共通して語られていたのは、学習の事実(資格の勉強など)、「なぜインフラか」の説明、前職での対人・管理の経験です。一方で、入社前の学習がほとんどできなかった方の例もあります。
  • 入口は運用・監視、ヘルプデスク、運用保守などが中心です。夜勤の有無は求人ごとに違うため、応募前に確認が必要です。
  • 「自分の前職で、どの職種から始められるか」は、個別に整理したほうが早い場合があります(末尾に相談先を置いています)。

文系・異業種の方が入口に立てる理由|言えることと言えないこと

結論から言うと、理由を断定することはできません。そのうえで、当社の既存ページや公開事例から言えることを整理します。

言えること:未経験者向けの入口の仕事がある

  • 運用・監視は、プログラミングを書く仕事ではありません(当社の面談での説明。詳しくは実態データ)。
  • ヘルプデスク、サーバー・ネットワークの運用保守なども、未経験の方の入口になる職種として整理しています(未経験からの転職ガイド)。
  • 未経験向けの研修制度がある企業を選ぶと、入社後に基礎から学べます。公開事例でも、研修の有無が企業選びの理由として挙がっています(後述の事例)。

言えないこと:学部の違いが選考結果を分けた、とは言えない

  • 後述する公開インタビューには、「文系」「理系」の記載がありません。学歴が書かれている例も、学部や専攻までは書かれていません。

つまり、ここまでの整理から言えるのは、「文系・異業種から入社した公開事例がある」という事実までで、「文系だと入りやすい」という説明は裏づけがありません。IT業界全般での文系の向き不向きは、文系はIT業界をやめとけ?で整理しています。

公開事例で見る|前職がIT以外の方は、選考で何を話したか

ここでは、当社が公開済みのインタビュー・事例に書かれている事実だけを使います。どの記事にも、本人が「文系」と書いている箇所はありません。そのため、以下は「前職がIT以外の事例」であって、文系の事例とは言えません。

事例前職(記事の記載)学歴・文理の記載活動期間入社前の学習選考で挙げられていた点入社後の配属
接客業の方接客業(サロン勤務、約1年)専門学校卒。文理の記載なし初回面談から内定承諾まで約1か月CCNAの学習物腰の柔らかさ(担当CAの評価)。最初の面接で、結論までが長いと指摘され、端的に答えるよう直したネットワーク・サーバーの運用保守に携わる予定(記事時点)
塾講師・事務の方塾講師、その後に事務記載なし約2か月ITパスポートの基礎知識、のちにCCNA本人が役立ったと感じたのは、丁寧な日本語での対応と、わからないことを素直に学ぶ姿勢(面接官の評価としての明記はなし)記事中に職種名の明記なし
技術職の方技術職(約3年半)大学卒。学部・文理の記載なし約1か月(応募から内定まで)入社前の学習の記載なし。CCNAは入社後に取得本人が役立ったと挙げたのは、論理的に説明する力(評価されたとは明記なし)ネットワークの監視・保守
法律関連の事務サポートの方事務サポート(約2年)大学卒。学部・文理の記載なし約1か月(2社選考・2社内定)引き継ぎで忙しく、ほとんどできなかった本人が役立ったと挙げたのは、わからないことをすぐ聞く力とコミュニケーション力サーバーエンジニア研修中(運用保守に携わる予定)
スーパー勤務の事例小売(部門チーフ、約5年)記載なし初回相談から内定まで約1週間半(応募1社)CCNA・ITパスポートを学習中前職の管理・調整経験、資格学習の計画性、物事を長く続けてきた経験研修後に現場配属の予定
複数内定の事例ECサイト運営会社のディレクター記載なし個人の期間は記載なし(応募は約15社)個人の学習内容は記載なし前向きに自分の考えを言語化できる点研修のある企業へ入社予定

事例から言えること

  1. 「なぜインフラなのか」を前職とつなげて語る場面が出てくる。 スーパー勤務の事例では、「なぜIT業界か」「なぜインフラか」を前職の経験と結びつけることが課題として書かれています。
  2. 学習の事実を持って選考に臨んだ方が多い。 CCNAやITパスポートの学習が、複数の事例に書かれています。当社の実態データのページでも、未経験・文系の方は学習の事実を作ることを勧めています。
  3. 前職の対人・管理の経験が、選考で挙げられている。 ただし、挙がった内容は事例ごとに別々で、共通の「正解」があるわけではありません。
  4. 入社先を選ぶ決め手に、研修の充実を挙げた例がある。 接客業の方と塾講師・事務の方は、研修制度や成長ステップの明確さが入社先を決めた理由として書かれています。
  5. 事前学習がほとんどできなかった方も内定を得ている。 法律関連の事務サポートの方は、前職の引き継ぎが多く事前学習はほとんどできなかったと書かれています。資格が必須という意味ではありません。ただし、1件の例であり、一般化はできません。

事例の読み方の注意

  • ここに挙げたのは、公開済みのインタビュー・事例です。201名の代表ではありません。
  • 選考結果は、前職・学歴だけでなく、求人の条件や応募時期、面接の内容などでも変わります。
  • 前職別の「強みの言い換え」は、未経験からの転職ガイドに表でまとめています。ここでは繰り返しません。

自分の前職だと、どの職種の話になるのか知りたい方へ 自分の経験でどの職種から始められるか、無料で相談できます。→

入社前に準備すること|学習の事実と、志望理由の説明

前の章の事例で出てきた2点を、準備のチェックリストにします。

準備内容注意
学習の事実をつくる資格の学習(事例ではITパスポート、CCNAなど)や、基礎の学習を始めた事実資格の取得そのものが必須とは、当社は書いていません。取得前でも「何をいつから学んでいるか」を話せるようにする。学習の進め方はガイドに3か月の例があります
「なぜインフラか」を説明するなぜIT、なぜインフラ、なぜこの会社、の3つを分けて話せるようにする例文は志望動機の記事(例文は架空と明記されています)
端的に答える練習事例では、結論までが長いと最初の面接で指摘された例がある面接の質問例は面接の質問と答え方
勤務形態を確認する運用・監視は夜勤のある求人が多い、と当社は面談で説明している夜勤なし・日勤のみの求人があるかを事前に確認。詳しくは夜勤の記事
研修と配属を確認する研修の内容・期間、運用・監視から構築・設計へ進んだ実績確認の質問例はガイドの「企業選びの5つの確認点」

早めに相談したほうがよい場合

当社の実態データのページでは、未経験・文系の方には、学習の事実をつくりながら早めに相談することを勧めています。応募の数を増やすより、関心のある会社に絞るほうがよい、という考え方も同ページにあります(当社の応募数の平均は5社)。

出典: キャリアカンパニー(株式会社エンデバース)自社集計(2025年8月〜2026年7月入社の201名)。応募数は平均。

職種の選び方|前職・学歴の悩みから見た入口

入口の職種の詳細は未経験からの転職ガイドに表があります。ここでは「前職や学歴に不安がある方が、何を基準に選ぶか」だけを整理します。

気になること確認すること向きやすい入口(一般的な傾向。個別の求人で異なる)
人と話す仕事の経験が長い問い合わせ対応の比重が大きいかヘルプデスク・テクニカルサポート(解説)
手順や正確さを重視する仕事の経験が長い手順書に沿った作業が中心か運用・監視(解説)
夜勤や不規則な勤務に不安がある夜勤の有無・頻度、日勤のみの求人があるか求人ごとに確認
将来、構築・設計をしたい研修内容と、運用から構築へ進んだ実績研修のある企業の運用・監視、サーバー・ネットワークの運用保守

実務で使うのは何年目から:構築・設計の目安

当社の面談では、運用・監視を1〜2年で離れるより、3年ほど経験してから構築・設計へ進むことを目安にしています。集計では、運用・監視を3年以上経験し、資格も持っていた20名のうち19名(95%)が、入社後半年ほどで構築・設計を担当しました。

ただし、対象は20名と少数で、参考値です。3年経てば全員が構築・設計に進めるとは言えません。進め方は運用・監視から構築・設計へ進む方法で詳しく説明しています。

出典: キャリアカンパニー(株式会社エンデバース)自社集計(2025年8月〜2026年7月入社の201名のうち、運用・監視3年以上+資格の20名)。業界全体の数字ではなく、自社の紹介実績です。

よくある不安と答え

文系だと、理系より不利ですか?

当社のデータからは、不利とも有利とも言えません。公開事例にも、文理の記載はありません。

前職がIT以外でも、本当に入社できますか?

入社している方は多数います。ただし、これは入社した方だけの割合で、誰でも入れるという意味ではありません。学習の事実と「なぜインフラか」の説明を準備すると、選考で話しやすくなります。

資格は取ってから応募しないと難しいですか?

当社は、取得が必須とは書いていません。事例には、CCNAなどを学習中に応募した方もいれば、事前学習がほとんどできなかった方もいます。ただし、学習を始めた事実があるほうが、志望理由を説明しやすくなります。

夜勤は避けられませんか?

運用・監視は夜勤のある求人が多い、と当社は面談で説明しています。一方、夜勤なし・日勤のみの求人もあるため、応募前に確認することを勧めています。

文系の自分は、何から始めればよいですか?

自分の前職の経験がどの職種につながるかを整理し、基礎の学習を始めることです。迷う場合は、早めに相談すると、遠回りを減らせます。

文系・異業種からの応募を、自分の場合で整理したい方へ 自分の経験でどの職種から始められるか、無料で相談できます。→

まとめ

  • ただし、これは入社者の内訳です。文系の有利・理系の不利・誰でも入れる、とは言えません。
  • 公開事例では、学習の事実、「なぜインフラか」の説明、前職の対人・管理経験が語られていました。事前学習がほとんどできなかった例もあります。
  • 入口は運用・監視、ヘルプデスク、運用保守など。夜勤の有無は求人ごとに確認します。
  • 運用・監視3年以上+資格の20名中19名が構築・設計へ進んだのは参考値です(対象は少数)。
この記事の監修者
百瀬将悟 プロフィール写真

アドバイザー

百瀬将悟

大学卒業後、不動産会社に入社。その後、求人広告営業・キャリアアドバイザーを経験。現在は両面型のアドバイザーとIT企業の採用コンサルティングに従事。
採用と転職市場の両方を理解している点を強みとし、「市場価値を高めながら活躍できるエンジニア」になるためのを転職サポート。

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