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COLUMN エンジニア転職

インフラエンジニアに必要なスキル一覧|未経験から身につける順番と、工程別の目安

インフラエンジニアに必要なスキル一覧|未経験から身につける順番と、工程別の目安

インフラエンジニアに必要なスキル一覧(身につける順番と工程別の目安)

目次

結論|未経験は「基礎の3分野+仕事の進め方」から。工程が上がるほど必要なスキルが増える

インフラエンジニアに必要なスキルは、大きく技術のスキルと仕事の進め方のスキルに分かれます。

  • 未経験の入社時に求められるのは、実務経験ではなく基礎です。IPアドレスやDNSなどのネットワーク、Linuxの基本コマンド、ITの基礎知識を、手を動かして学んでおくと評価されやすくなります。
  • 報告・連絡、手順を守る、記録を残すといった仕事の進め方は、前職の経験がそのまま活きる部分です。
  • 担当する工程が上がるほど、必要なスキルが増えます。運用・監視から構築・設計へ進む中で、設計の考え方やクラウド、自動化のスキルが加わっていきます。

この記事では、インフラエンジニアに必要なスキルを一覧で整理し、工程別の目安、未経験が入社前に身につけたいレベルと順番、面接での伝え方まで解説します。転職の全体の流れは、未経験からインフラエンジニアへ転職する方法で解説しています。

インフラエンジニアに必要なスキルの全体像

インフラエンジニアは、サーバーやネットワークなど、ITシステムの土台をつくり、止まらないように守る仕事です。必要なスキルを、まず全体で整理します。

種類主なスキル未経験の入社時に求められる目安
ネットワークIPアドレス、DNS、ルーティング、TCP/IP通信の流れを、自分の言葉で説明できる
サーバー(OS)Linuxの基本コマンド、ファイル・権限・サービスの操作基本コマンドで、ファイル操作やサービスの確認ができる
クラウドAWS・Azureなどの主要サービスの考え方基本用語と、オンプレミスとの違いがわかる
セキュリティアクセス制御、パスワード管理、基本的な攻撃の考え方基本的な考え方を知っている
自動化・スクリプトShell、Pythonなど入社時は必須ではない。構築・クラウドに進む段階で役立つ
仕事の進め方報告・連絡、手順を守る、記録を残す、学び続ける前職での経験を、具体的に話せる

すべてを入社前にそろえる必要はありません。未経験の方は、ネットワーク・Linux・ITの基礎を優先し、ほかは入社後に経験しながら広げていくのが一般的です。

技術のスキル|分野別に、何を身につけるか

ネットワークのスキル

インフラの仕事では、障害が起きたときに「どこで通信が止まっているか」を切り分ける場面が多くあります。そのため、IPアドレス、サブネット、DNS、ルーティングなど、通信の流れの基礎はどの分野に進んでも役立ちます。学び方はTCP/IPとは、資格の入口はCCNAとはで解説しています。

サーバー(Linux・Windows Server)のスキル

サーバーの仕事では、Linuxの基本コマンド(ファイルの操作、権限の確認、ログの確認、サービスの起動・停止など)を使う場面が多くあります。当社の面談では、基本はLinuxから学ぶことをおすすめしています。クラウドやWebサーバーなど、幅広く使われているためです。社内システムやMicrosoft製品の仕事を希望する場合は、Windows Serverも重要になります。よく使うコマンドはLinuxコマンド一覧、資格はLinuCとはをご覧ください。

クラウドのスキル

AWSやAzureなどのクラウドは、インフラの仕事で扱う場面が増えています。ただし、クラウドの仕事でも、土台になるのはLinuxとネットワークの基礎です。クラウド志望の方には、Linuxとネットワークの両方の基礎が大切だとお伝えしています。クラウドの基本はクラウド環境とは、AWSの仕事はAWSを使うインフラエンジニアで解説しています。

セキュリティのスキル

インフラの仕事では、アクセス権限の管理や、機器・サーバーの設定の見直しなど、セキュリティに関わる作業もあります。入社時に専門的な知識は求められませんが、基本的な考え方を知っておくと、作業の意味を理解しやすくなります。

自動化・スクリプトのスキル

インフラの仕事は、プログラミングが中心ではありません。ただし、クラウドや自動化の仕事では、PythonやShellなどを使う場面もあります。入社時に必須ではありませんが、構築やクラウドに進む段階で役立つスキルです。

工程別|求められるスキルの違い

インフラエンジニアの仕事は、担当する工程によって、求められるスキルが変わります。

工程主な仕事求められるスキルの例
監視・運用・保守監視、ログ確認、アラート対応、バックアップの確認、障害時の一次切り分けと報告、手順書に沿った設定変更基礎知識、手順を守る、正確な報告・連絡
構築サーバー・ネットワーク機器・クラウドの設定、試験コマンド・設定の実践力、作業前後の確認、手順書の作成
設計構成・IPアドレス・冗長化などの設計、設計書の作成全体を見る力、要件の整理、ドキュメントの作成
上流・マネジメント要件定義、プロジェクトの取りまとめ調整力、見積もり、チームの管理

未経験の方は、監視・運用・保守から始めるケースが多い傾向です(当社の面談での実感)。当社の自社集計では、運用・監視を3年以上経験し、資格も持っていた方20名のうち19名(95%)が、入社後半年ほどで構築・設計の業務を担当していました(対象が20名と少ないため、参考値です)。

運用・監視の時期は、「手順書どおりの作業」で終わらせず、障害の原因の切り分け、設定変更、運用の改善に関わる経験を増やしていくことが、次の工程に必要なスキルにつながります。進み方は運用・監視から構築・設計へ進む方法で解説しています。

技術以外のスキル|仕事の進め方

インフラエンジニアは、技術だけでなく、仕事の進め方も重視される職種です。

スキルなぜ必要か前職で活きる経験の例
報告・連絡障害時に、わかっていること・わかっていないことを分けて伝える必要がある接客、コールセンター、営業
手順を守る設定変更などは、手順書とレビューにもとづいて行う製造、事務、施工管理
記録を残す作業内容や障害の対応を、あとから確認できるようにする事務、品質管理
原因を順番に確かめる障害の原因を、仮説を立てて1つずつ確かめる問い合わせ対応、設備の点検
学び続けるクラウドや自動化など、新しい技術が増えている資格の学習、独学の経験

当社の面談では、インフラに向いている方の傾向として、物事を論理的に考えるのが得意、原因を一つずつ調べて解決するのが好き、地道な確認作業や正確性が求められる業務が苦にならないことをお伝えしています。向き不向きはインフラエンジニアに向いている人で解説しています。

未経験は、入社前にどこまで身につければいいか

未経験の方に、実務経験は求められません。企業が見ているのは、基礎を学ぼうとしているかと、学習を続けられるかです。

当社の面談では、基礎知識を学び、志望する職種の仕事内容を理解できた段階で、応募を始めてよいとお伝えしています。資格の取得を待つ必要はなく、学習と並行して進める方法もあります。

入社前にやっておいてよかったと言われやすいのは、次のような基礎です。

  • IPアドレス、DNS、ネットワークの仕組み
  • Linuxの基本コマンド
  • 暗記ではなく、実際に手を動かして確かめる学習

入社後1〜3か月は、専門用語の多さでつまずく方が多い印象です(当社の面談での実感)。基礎の用語に入社前から触れておくと、入社後の負担を軽くできると考えられます。勉強の進め方はインフラエンジニアの勉強法で解説しています。

未経験の選考で、評価されやすいスキル

当社の面談では、未経験の方の選考で企業から評価されやすいスキルとして、次のようなものをお伝えしています。

  • コミュニケーション能力、報告・連絡・相談ができること
  • 主体性、継続力、問題解決能力
  • 前職での顧客対応、業務改善、後輩指導などの経験
  • PCの基本操作や、ITの基礎知識(技術面でプラスになる)

特にインフラエンジニアは、チームで業務を進めることが多いため、周囲と円滑にコミュニケーションを取れることが重要です。前職での顧客対応や業務改善、後輩指導の経験も、評価につながる可能性があります。

スキルを身につける順番

当社の面談でおすすめしている、学ぶ順番の目安です。

志望する分野学ぶ順番の目安資格の順番の目安
まだ決めていないIT基礎 → Linux → ネットワーク → クラウドITの基礎の資格 → LinuCやCCNA
ネットワークIT基礎 → ネットワーク(先に学ぶのも効果的) → LinuxIT基礎 → CCNA → 実務経験 → CCNP
サーバーIT基礎 → Linux → ネットワークIT基礎 → LinuC・LPIC
クラウドIT基礎 → Linux・ネットワークの基礎 → AWS・AzureIT基礎 → Linux・ネットワークの基礎 → AWS・Azureの資格

資格は、取得の数よりも、「なぜ取ったか」「どう学んだか」が大切です。クラウドを目指す場合も、資格だけに時間をかけず、実務で何ができるかを重視しましょう。資格の選び方はIT転職に有利な資格で解説しています。

スキル別|入社前の身につけ方と、確かめ方

「学んだつもり」で終わらせないために、スキルごとに、身につけ方と、身についたかの確かめ方を整理します。

スキル入社前の身につけ方の例身についたかの確かめ方
ネットワークCCNAのテキストで基礎を学び、シミュレーターで機器の設定を試すping・tracertなどで通信の届き方を確かめ、結果を説明できる
Linux仮想マシンにLinuxを入れて、毎日コマンドを操作するファイル操作・権限・ログ・サービスの確認を、手順を見ずにできる
クラウド公式の入門資料を読み、無料枠で簡単な環境を作る作った環境の構成と、オンプレミスとの違いを説明できる
IT基礎ITの基礎の資格の学習で、用語と仕組みを整理する用語を、自分の言葉で言い換えられる
仕事の進め方前職で手順を守った経験・トラブルに対応した経験を書き出す「どんな場面で、何をしたか」を1分で話せる

ポイントは、「説明できるか」「手順を見ずにできるか」で確かめることです。面接でも、学んだ内容を自分の言葉で話せると、学習を続けられる人だと伝わりやすくなります。

スキルが身につきやすい職場を選ぶ

入社後にどんなスキルが身につくかは、配属される職場の仕事内容で大きく変わります。入社後に「思っていたのと違う」と感じる理由としては、一般的に、業務の内容や配属先・担当工程のギャップ、監視業務が中心で技術的な成長を実感できないことなどが考えられます。

当社の面談では、未経験の方にはネットワーク・サーバーの運用・保守をすすめています。監視から始める場合は、障害対応や設定変更に携われる環境かが大切です。入社前に、次のような点を確認しておきましょう。

確認したいことなぜ確認するか
実際に配属される業務の内容求人の職種名だけでは、担当する作業がわからないため
障害対応や設定変更に関われるか監視だけで終わると、次の工程に必要なスキルが身につきにくいため
研修の内容入社後に、基礎をどう学べるかがわかるため
構築・設計に進んだ先輩がいるかキャリアアップの道筋が、実際にあるかを確かめられるため
クラウドなどを扱えるようになる時期求人に「AWS」とあっても、最初は監視・運用やオンプレミスの業務の場合があるため

求人票の確認のしかたは、未経験インフラエンジニア求人の見極め方で解説しています。

スキルを、面接や書類でどう伝えるか

未経験の方は、「スキルがない」と考えがちですが、学習の内容と、前職の経験はスキルとして伝えられます。当社の面接対策では、次のことを具体的に話せるよう準備することをおすすめしています。

伝えること具体的にする内容
なぜインフラなのか興味を持ったきっかけ、開発などではなくインフラを選んだ理由
何を学んできたか学習の内容・期間・今取り組んでいること
前職の経験手順を守った経験、トラブルを切り分けた経験、報告・連絡の工夫

職務経歴書の書き方はIT転職の職務経歴書、面接でよく聞かれる質問はインフラエンジニアの面接の質問で解説しています。

入社後に、スキルを伸ばしやすい人の共通点

当社が支援した方のうち、入社後に年収が伸びた方には、次のような共通点があります。

  • 運用・監視だけでなく、構築・設計の業務に積極的に挑戦している
  • CCNA、LPIC・LinuC、AWSなどの資格の取得や学習を続けている
  • 資格だけでなく、実務経験を積むことを重視している
  • 今の職場で経験できる業務を確認し、キャリアアップにつながる環境を選んでいる
  • 自分のスキルや経験を、具体的に説明できる

スキルが上がり、担当する工程が変わると、年収の水準も変わっていきます。運用・監視から構築・設計へステップアップした方は、年収が上がる傾向があります(当社の面談での実感で、集計した数字ではありません)。年収との関係はインフラエンジニアの年収で解説しています。

経験者に求められるスキル

すでにインフラの実務経験がある方の転職では、構築・設計の経験や、扱ってきた環境の規模、クラウドの経験などが評価の対象になります。経験者の転職で求められるスキルはインフラエンジニア経験者の転職事情、自分のスキルを整理する方法はエンジニアのスキルマップで解説しています。

自動化が進むと、求められるスキルはどう変わる?

監視や定型的な作業は、ツールによる自動化が進んでいる分野です。当社の面談では、単純な監視や定型作業は自動化が進むため、クラウド・セキュリティ・自動化などのスキルを身につけることが重要だとお伝えしています。

ただし、自動化の仕組みを作ったり、障害の原因を判断したりするには、ネットワークやLinuxの基礎が欠かせません。基礎を固めたうえで、運用の中で「この作業は自動化できないか」と考える習慣を持つと、次のスキルにつながりやすくなると考えられます。

キャリアカンパニーの現場から

「スキルが足りない」と不安な方へ

面談で「スキルが足りない」と相談を受けたとき、当社がお伝えしているのは、未経験採用では、最初から高い技術力を求められるわけではないということです。企業が重視するのは、現時点のスキルだけでなく、入社後に学び続けられるか、周囲と協力して仕事ができるかという点です。

そのため、資格の取得だけに時間をかけるのではなく、転職活動と学習を並行することをおすすめしています。今できることが少なくても、これから学んで成長できる姿勢を示すことが大切です。

インフラエンジニアに必要なスキルと、自分の準備の進め方を相談したい方へ

これまでの経験や学習の状況をお聞きして、どのスキルを優先して身につけるか、どの会社なら構築・設計の経験を積めるかを、専属のキャリアアドバイザーが一緒に整理します(オンライン・60分)。

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よくある質問

Q1. 未経験でも、インフラエンジニアになれますか?

なれます。未経験採用では、最初から高い技術力を求められるわけではありません。企業は、入社後に学び続けられるか、周囲と協力して仕事ができるかを見ています。ネットワーク・Linux・ITの基礎を、手を動かして学んでおくと評価されやすくなります。

Q2. インフラエンジニアに、プログラミングのスキルは必要ですか?

入社時に必須ではありません。インフラの仕事はプログラミングが中心ではありませんが、クラウドや自動化の仕事では、PythonやShellなどを使う場面もあります。構築やクラウドに進む段階で、身につけていくと役立ちます。

Q3. 最初に身につけるべきスキルは何ですか?

ITの基礎、Linuxの基本コマンド、ネットワークの基礎(IPアドレス・DNSなど)が目安です。ネットワーク志望の方は、ネットワークから先に学ぶのも効果的です。

Q4. 資格を取らないと、応募できませんか?

資格の取得を待つ必要はありません。基礎知識を学び、志望する職種の仕事内容を理解できた段階で応募を始め、学習と並行して進める方法もあります。

Q5. インフラエンジニアに必要な、技術以外のスキルは何ですか?

報告・連絡、手順を守る、記録を残す、原因を順番に確かめる、学び続けるといったスキルです。接客や事務、製造など、前職の経験が活きる部分でもあります。

Q6. 運用・監視の仕事で、スキルは身につきますか?

身につきます。監視やログ確認、障害の一次切り分け、手順書に沿った設定変更などを通じて、インフラの基礎が身につきます。手順書どおりの作業で終わらせず、原因の切り分けや設定変更、運用の改善に関わる経験を増やすことが、構築・設計に進むスキルにつながります。

Q7. クラウドのスキルだけを学べば、クラウドエンジニアになれますか?

クラウドの仕事でも、土台になるのはLinuxとネットワークの基礎です。当社では、IT基礎 → Linux・ネットワークの基礎 → AWS・Azureの順に学ぶことをおすすめしています。

「技術のスキル以前に、自分には売りになるスキルがない」と感じている方は、スキルがない・何もできないと感じる人の転職で、前の仕事で身につけた力の見つけ方を紹介しています。

まとめ

  • インフラエンジニアのスキルは、技術のスキルと仕事の進め方のスキルに分かれる
  • 未経験の入社時に求められるのは、実務経験ではなく、ネットワーク・Linux・ITの基礎と、学習を続ける姿勢
  • 工程が上がるほど、設計・クラウド・自動化などのスキルが加わる。運用・監視の時期に、切り分け・設定変更・改善の経験を増やす
  • 学ぶ順番は、IT基礎 → Linux → ネットワーク → クラウドが目安(ネットワーク志望はネットワーク先行も効果的)
  • 面接では、学習の内容と前職の経験を、具体的に伝える

まず質問だけしたい方はこちら

出典(確認日:2026年11月4日)

  • キャリアカンパニー自社集計(2025年8月〜2026年7月入社の201名)。当社の紹介実績であり、業界全体の数字ではありません。

「評価されやすいスキル」「スキルが足りないと不安な方へ」は、キャリアカンパニーの面談でお伝えしている内容です。「当社の面談での実感」「面談でお伝えしていること」「共通点」は、キャリアカンパニーの面談での傾向をまとめたもので、集計した数字ではありません。自社集計の数字は、当社の紹介実績であり、業界全体の数字ではありません。

この記事の監修者
百瀬将悟 プロフィール写真

株式会社エンデバース 代表取締役
キャリアカンパニー責任者

百瀬 将悟

大学卒業後、不動産会社に入社。その後、求人広告営業・キャリアアドバイザーを経験。現在は両面型のアドバイザーとIT企業の採用コンサルティングに従事。
採用と転職市場の両方を理解している点を強みとし、「市場価値を高めながら活躍できるエンジニア」になるためのを転職サポート。

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