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COLUMN エンジニア転職

インフラエンジニアになって後悔する理由と、後悔しないための会社選び

インフラエンジニアになって後悔する理由と、後悔しないための会社選び

インフラエンジニアになって後悔する理由と防ぎ方(時期別の原因と、入社前に確認すること)

目次

結論|後悔の多くは「入社前の確認」と「入社後の動き方」で減らせる

「インフラエンジニアになって後悔した」という声には、いくつかの決まった理由があります。夜勤、配属のずれ、年収、覚えることの多さ、そしてキャリアが進まないことです。どれも、インフラという職種そのものより、入る会社と配属先、入社後の過ごし方で差が出やすいものです。

後悔のパターン起きやすい時期入社前に防ぐための確認
夜勤・シフトで生活リズムが崩れた入社1〜3か月夜勤の回数、シフトの組み方、日勤に移る流れ
希望していた仕事と配属先が違った入社直後〜1年目配属先の決め方、入社後に担当する業務
想定していた年収と違った入社1年目給与の内訳、昇給の基準、年収モデル
専門用語や覚えることについていけない入社1〜3か月研修の内容、配属後に相談できる人
運用・監視のまま、キャリアが進まない入社2〜3年目構築・設計へ進んだ人の実績、資格の支援
  • 後悔は、起きる時期によって原因が違います。入社直後は働き方と仕事の難しさ、数年後はキャリアの進み方が中心です。
  • 多くは、入社前の質問で見えてくるものです。求人票と面接で、上の表の右側を確認しておきましょう。
  • すでに後悔している場合も、すぐに辞めるのではなく、原因を分けて考えることで、取れる選択肢が増えます。

「インフラエンジニアはやめとけ」と言われる理由そのものは、インフラエンジニアはやめとけ?で整理しています。この記事では、実際に入社した後に後悔しやすい場面と、その防ぎ方を中心に解説します。

インフラエンジニアになって後悔する5つの理由

1. 夜勤・シフトで生活リズムが崩れる

運用・監視の仕事は、システムを24時間止めないために、夜勤やシフト勤務がある求人が多くあります。夜勤の働き方そのものより、「どのくらいの頻度で、いつまで続くのか」を知らずに入社したことが、後悔につながりやすいと考えられます。

夜勤の実態と、夜勤なしの求人の探し方は、インフラエンジニアの夜勤を完全解説で解説しています。

2. 希望していた仕事と、配属先・担当工程が違う

「構築をやりたいと思っていたのに、監視の業務だけだった」というように、入社前に思い描いていた業務と、実際の配属先・担当工程のずれも、後悔の大きな理由と考えられます。求人票に「構築」と書かれていても、入社直後から構築を担当できるとは限りません。

求人票で担当工程を読み取る方法は、未経験インフラエンジニア求人の見極め方にまとめています。

3. 想定していた年収と違う

インターネットで見る「インフラエンジニアの平均年収」は、経験者を含む数字です。dodaの平均年収ランキング(2024年9月〜2025年8月の調査)では、サーバーエンジニアが469万円、ネットワークエンジニアが455万円、運用/監視/保守が389万円でした。一方、当社の紹介実績では、前職がIT以外でインフラ職に入社した未経験者140名の、入社時の想定年収の中央値は320万円です。

平均の数字を見て入社し、入社時の年収とのギャップに驚くことが、後悔につながると考えられます。年収の相場と上げ方はインフラエンジニアの年収、入社1年目の年収は未経験インフラエンジニアの初年度年収で解説しています。

4. 専門用語や覚えることについていけない

インフラの仕事では、ネットワーク・サーバー・監視ツールなど、初めて聞く言葉が一度にたくさん出てきます。当社の面談での実感として、入社後1〜3か月は、専門用語でつまずく方が多いという印象があります。

これは、入社前に少しでも基礎を学んでおくことで、負担を軽くできると考えられます。学ぶ順番は、インフラエンジニアの勉強法をご覧ください。

5. 運用・監視のまま、キャリアが進まない

入社して数年たったころに多いのが、「ずっと同じ業務で、成長している実感がない」という後悔です。運用・監視で数年止まってしまう方に共通するのは、定型の業務だけを続け、資格の学習や運用の改善、構築の仕事への挑戦ができていないことだと、当社では考えています。

一方で、当社の紹介実績では、運用・監視を3年以上経験し、資格もある方は、構築・設計へ進める例が多く見られました(20名中19名)。ただし、3年たてば全員が進めるわけではありません。データの定義はインフラエンジニア転職の実態データにまとめています。

職種別に見る|インフラの中でも、後悔しやすい点は違う

「インフラエンジニア」とひとことで言っても、担当する分野によって仕事の中身と働き方は変わります。入る分野ごとに、後悔につながりやすい点と、先に確認しておきたいことを整理しました。

職種後悔につながりやすい点先に確認しておきたいこと
運用・監視夜勤・シフトが続く、同じ作業の繰り返しに感じる夜勤の頻度、障害対応や設定変更に関われるか
ネットワーク機器や用語が多く、最初は覚えることが多い研修の内容、構築案件に関わる人の割合
サーバーLinux・Windowsの知識が求められ、学習が欠かせない入社後の学習の支援、構築に進む時期の目安
クラウド未経験から最初にクラウドを担当できるとは限らない最初の配属先、クラウドの案件に進む流れ
ヘルプデスク・サポート問い合わせ対応が中心で、インフラの技術に触れにくい場合があるサーバー・ネットワークの業務に移る流れ

どの職種が良い・悪いということではなく、自分が後悔しやすい点がどこにあるかを先に知っておくことが大切です。ネットワークとインフラ全体の違いは、ネットワークエンジニアとインフラエンジニアの違いで解説しています。

時期別に見る|いつ、どんな後悔が起きやすいか

同じ「後悔」でも、入社からの時期によって中身が変わります。時期ごとに、起きやすいことと、できることを整理しました。

時期起きやすい後悔できること
入社1〜3か月専門用語がわからない、夜勤のリズムに慣れない、思っていた業務と違うわからない言葉をメモして調べる、早めに先輩や担当者に相談する
入社1年目給与が思ったより上がらない、同じ作業の繰り返しに感じる評価の基準を確認する、資格の学習を始める、業務の改善を提案してみる
入社2〜3年目構築・設計に進めない、市場での評価がわからない担当工程を広げる相談をする、経験の棚卸しをして選択肢を確認する

当社では、入社後の面談で、業務についていけているか、配属先や仕事内容にずれがないか、キャリアや資格の学習をどう考えているかなどについて、主にお話を聞いています。早い時期に相談できる相手がいることも、後悔を大きくしないための支えになります。

後悔しにくい人がやっていること|入社前と入社後

入社前にやっていること

未経験から入社して、早く伸びる方が入社前にやっていたこととして、当社では次の3つを挙げています。

  • IT の基礎を学んでいる:ネットワークやサーバーの基本的な言葉を、事前に知っている
  • CCNA や Linux の学習を始めている:資格の合否より、学習を続けていることが入社後に活きる
  • PC やネットワークの環境を実際に操作している:自分の手で設定を触った経験が、業務の理解を早める

入社後にやっていること

入社後は、手順書どおりの作業で終わらせず、「なぜその対応をしたのか」を説明できるようにすることが大切です。そのうえで、資格の学習を止めず、運用の改善や構築の仕事にも手を挙げていく方が、後悔の少ない進み方をしていると考えられます。

自分がインフラの仕事に合うかどうかを先に確かめたい方は、インフラエンジニアに向いている人・向いていない人のセルフチェックも参考にしてください。

求人票の言葉と、入社後のギャップ

後悔の中には、求人票の言葉をそのまま受け取ってしまったことから生まれるものもあります。よく見る言葉と、確認しておきたいことをまとめました。

求人票の言葉入社後に起きやすいギャップ確認しておきたいこと
未経験歓迎入社後の業務は、運用・監視から始まることが多い最初の業務と、その後に任される業務
研修充実研修の期間が短く、配属後は現場で覚えることが多い場合がある研修の期間・内容・研修後のフォロー
構築案件あり構築を担当するのは、経験を積んだ人が中心の場合がある未経験で入社した人が構築に進んだ時期
残業少なめ配属先によって、残業の時間が違う場合がある配属される可能性がある現場での残業時間
年収○○万円〜○○万円上限の金額は、経験者を想定していることがある未経験で入社した場合の年収と、内訳
土日休みシフト制の現場では、平日休みになる場合がある配属先の勤務の形と、休日の決まり方

特に「残業少なめ」は、会社全体ではそうでも、配属先によって異なる場合があるため、面接で「自分が配属される可能性のある現場ではどうか」を聞いておくと安心です。

後悔しないための会社選び|入社前に確認したい6つの条件

後悔の多くは、入社前の確認で減らせます。未経験可の求人を見るときに、当社が特に確認を勧めている条件は次の6つです。

確認する条件面接での質問の例
研修の内容研修は何か月で、どんな内容ですか。研修後はどこに配属されますか
配属後の仕事入社後すぐに担当する業務と、1年後に任される業務を教えてください
夜勤・シフト夜勤は月に何回ありますか。日勤や構築の業務に移る流れはありますか
勤務地・客先常駐勤務地はどこになりますか。客先に常駐する場合、配属先はどう決まりますか
給与の内訳基本給と手当の内訳を教えてください。固定残業代は含まれますか
キャリアアップの実績未経験で入社した方で、構築・設計に進んだ方はいますか

働きやすい会社を公的な情報で確認する方法はインフラエンジニアのホワイト企業の見分け方で、商流や評価の見方はインフラエンジニアはやめとけ?の「会社の選び方」で解説しています。

内定後に書面で確認すること

面接で聞いた内容は、内定後に受け取る労働条件通知書で確かめます。特に次の点は、入社後のずれにつながりやすいところです。

  • 業務と就業場所の「変更の範囲」:2024年4月から、募集時に明示する労働条件に「従事すべき業務の変更の範囲」「就業の場所の変更の範囲」などが加わりました(職業安定法施行規則の改正)。入社後に担当が変わりうる範囲を確認しましょう。
  • 固定残業代:固定残業代を給与に含める場合は、①固定残業代を除いた基本給の額、②固定残業代の労働時間数と金額などの計算方法、③固定残業時間を超えた分の割増賃金を追加で支払う旨、の3つを明示することが必要です(厚生労働省)。
  • 夜勤・シフトの扱い:始業・終業の時刻、夜勤の有無、深夜の手当について、面接で聞いた内容と同じかを確認します。

求人票や面接での説明と書面の内容が違う場合は、入社を承諾する前に理由を確認してください。

すでに後悔しているときの考え方|すぐに辞める前に

入社後に「後悔した」と感じている方は、次の順番で考えると、取れる選択肢が見えやすくなります。

  1. 後悔の原因を分ける:働き方(夜勤・残業)、仕事の中身(工程・配属)、お金(給与・昇給)、人間関係のどれが中心かを書き出す
  2. 今の会社でできることを確認する:配属の変更、担当工程を広げる相談、資格の支援など、社内で解決できるかを確かめる
  3. 転職を考えるなら、経験の積み方を決める:同じインフラの仕事を別の会社で続けるか、工程や専門を変えるかを考える

原因ごとに、今の会社でできることと、転職を考えるときの見方を整理すると、次のようになります。

後悔の原因今の会社でできること転職を考えるときの見方
夜勤・シフト夜勤の回数や、日勤に移る時期を相談する日勤のみ、または夜勤の少ない現場がある会社を探す
仕事の中身(工程・配属)担当工程を広げたいと伝える、構築の業務に手を挙げる構築・設計へ進んだ人の実績がある会社を選ぶ
お金(給与・昇給)評価の基準と、昇給に必要なことを確認する経験と資格がそろった段階で、年収の水準を比べる
人間関係担当者や配属先の変更を相談する配属のしかたやフォローの体制を、面接で確認する

どの原因でも、今の経験を説明できるように整理しておくことが、次の選択肢を広げます。担当した業務、使ったツール、対応した障害、取った資格を書き出しておきましょう。

当社では、入社後の最初の3年ほどは現場の経験を積み、1〜2年での早い転職は避けることをおすすめしています。ただし、体調を崩しそうなときや、聞いていた条件と大きく違うときは、無理をせず、早めに相談してください。

当社が、後悔している方に最初に確認すること

入社後に「後悔している」と相談を受けたとき、当社ではまず、何に後悔しているのか(仕事内容・配属先・給与・夜勤・人間関係など)を確認します。そのうえで、改善できる問題なのか、今後のキャリアに悪影響がある問題なのかを一緒に整理します。

  • 希望する経験を積める可能性がある場合は、今の会社で続けることも検討します
  • 健康に悪影響が出ている場合や、労働条件が聞いていた内容と大きく異なる場合は、無理に続けることはすすめていません

キャリアカンパニーの現場から

入社前に「思っていたのと違う」をなくすことが、いちばんの後悔対策です

入社前の面談で、当社が「入社後に後悔しやすいかもしれない」と感じるのは、次のような場合です。

  • 仕事内容より、給与や休日だけを重視している
  • インフラエンジニアの仕事内容を、十分に理解していない
  • 未経験から、すぐに構築・設計やフルリモート勤務ができると考えている

このような場合は、入社後に担当する業務と、キャリアアップまでの流れを具体的に説明し、認識のずれを減らすことを大切にしています。

後悔から持ち直した方に共通していること

一度は後悔を感じても、そこから持ち直した方には、次のような共通点があります。

  • 不満の原因を整理し、上司や担当者に相談できた
  • 今の仕事で身につくスキルを理解し、将来のキャリアの目標を設定できた
  • 資格の取得や学習など、自分で改善できることに取り組めた

後悔を「会社が悪い」だけで終わらせず、自分で動ける部分を見つけることが、次の一歩につながります。

当社の紹介実績では、2025年8月〜2026年7月に入社した201名の入社後1年以内の定着率は98%でした(入社から日の浅い方も含む集計で、2年目以降の定着を示すものではありません)。当社の紹介実績であり、業界全体の数字ではありません。

入社後に後悔しない会社選びを、相談したい方へ

夜勤の有無や配属先の仕事、年収の見通しなど、入社前に確認しておきたいことを、専属のキャリアアドバイザーが一緒に整理します。今の職場で後悔を感じている方の、次の進み方の相談もオンラインでできます(60分)。

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よくある質問

Q1. インフラエンジニアになって後悔する理由で多いのは何ですか。

夜勤・シフトによる生活リズムの変化、希望していた業務と配属先・担当工程のずれ、想定していた年収との違いが、主な理由として考えられます。入社後1〜3か月は、専門用語でつまずく方も多い印象です。どれも、入社前の確認で減らせる部分があります。

Q2. 未経験でインフラエンジニアになると、後悔しやすいですか。

未経験だから後悔するというより、入社前に働き方や配属後の仕事を確認できていないと、後悔しやすくなると考えられます。研修の内容、配属後の仕事、夜勤の回数、給与の内訳、構築・設計へ進んだ実績を、面接で確認しておきましょう。

Q3. 入社してすぐに「後悔した」と感じたら、辞めたほうがよいですか。

まずは、後悔の原因が働き方・仕事の中身・お金・人間関係のどれかを分けて考えることをおすすめします。社内で解決できることもあります。ただし、体調を崩しそうなときや、聞いていた条件と大きく違うときは、無理をせず早めに相談してください。

Q4. 運用・監視のままで、後悔しませんか。

運用・監視の経験は、構築・設計へ進むための土台になります。当社の紹介実績では、運用・監視を3年以上経験し、資格もある方は、構築・設計へ進める例が多く見られました(20名中19名)。定型の業務だけで終わらせず、資格の学習や運用の改善に取り組むことが大切です。

Q5. 夜勤がつらくて後悔しています。どうすればよいですか。

夜勤の頻度や、日勤・構築の業務に移る時期を、今の会社で確認してみてください。社内で変えられない場合は、夜勤なしの求人を探す方法もあります。くわしくはインフラエンジニアの夜勤を完全解説をご覧ください。

Q6. 後悔しないために、入社前に何を勉強しておけばよいですか。

IT の基礎、ネットワークや Linux の基本から始めるのがおすすめです。CCNA や LinuC・LPIC の学習を始めておくと、入社後に専門用語でつまずく負担を軽くできると考えられます。学ぶ順番はインフラエンジニアの勉強法で解説しています。

Q7. インフラエンジニアの年収で後悔しないためには、何を見ればよいですか。

平均年収ではなく、入社時の年収と、その後の昇給の基準を確認しましょう。当社の紹介実績では、未経験からインフラ職に入社した方の入社時の想定年収の中央値は320万円でした。基本給と手当の内訳、固定残業代の有無もあわせて確認してください。

入社後に「辞めたい」「向いていない」と感じたときの判断の軸は、エンジニアを辞めたい・向いてないと感じたらでまとめています。

まとめ

  • インフラエンジニアで後悔する主な理由は、夜勤・配属のずれ・年収・専門用語・キャリアの停滞の5つ
  • 後悔は時期で変わる。入社1〜3か月は働き方と仕事の難しさ、2〜3年目はキャリアの進み方が中心
  • 入社前に、研修・配属後の仕事・夜勤・勤務地・給与の内訳・キャリアアップの実績の6つを確認する
  • 内定後は、労働条件通知書で、変更の範囲・固定残業代・夜勤の扱いを確かめる
  • すでに後悔しているときは、原因を分けて、社内でできることから確認する

まず質問だけしたい方はこちら

出典(確認日:2026年11月4日。dodaは2026年11月3日)

後悔の理由・時期別のつまずき・入社前にやっていたこと・確認を勧める条件は、キャリアカンパニーの面談での実感をまとめたもので、集計した数字ではありません。自社集計の数字は、当社の紹介実績であり、業界全体の数字ではありません。

この記事の監修者
百瀬将悟 プロフィール写真

株式会社エンデバース 代表取締役
キャリアカンパニー責任者

百瀬 将悟

大学卒業後、不動産会社に入社。その後、求人広告営業・キャリアアドバイザーを経験。現在は両面型のアドバイザーとIT企業の採用コンサルティングに従事。
採用と転職市場の両方を理解している点を強みとし、「市場価値を高めながら活躍できるエンジニア」になるためのを転職サポート。

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