
未経験インフラエンジニアの採用基準とは?内定者149名の採用理由を独自分析
結論:当社の内定者149名の記録では、企業が主な判断として記録したのは、コミュニケーション力と意欲でした(合わせて89.3%)。
CAREER ACCOMPANYを通じて、2024年9月〜2026年9月に、IT業界での就業経験がない状態でインフラエンジニア職の内定を獲得した149名について、企業が評価した採用判断項目を集計したところ、主な項目は「コミュニケーション力」が68名(45.6%)、「意欲」が65名(43.6%)でした。この2項目で全体の89.3%(133名)を占めます。
この記事では、企業が実際に評価した内容をもとに、未経験者が面接前に準備できることを解説します。なお、この数字は内定した方の記録の集計であり、応募者全体の採用率や、採用される確率を示すものではありません。
この記事で分かること/分からないこと
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 調査名 | 未経験インフラエンジニア内定者の採用判断項目の集計 |
| 調査主体 | 株式会社エンデバース(CAREER ACCOMPANY) |
| 調査期間 | 2024年9月〜2026年9月 |
| 集計日 | 2026年10月26日 |
| 対象者 | 本調査は、2024年9月〜2026年9月にCAREER ACCOMPANYを通じてインフラエンジニア職の内定を獲得した、IT業界での就業経験がない149名を対象としています |
| 「未経験」の定義 | IT業界での就業経験がなく、今回が初めてのIT業界への就職・転職となる方 |
| 集計対象 | 内定者ごとに記録された、企業側の採用判断項目(1名につき主な項目を1つ) |
| 分類方法 | 企業が評価した採用判断項目として記録されたものを、項目ごとに集計。判断理由の記述は、当社が内容を整理して紹介します |
| 注意 | 内定獲得者数の集計で、入社者数ではありません。採用率・内定率・合格率ではありません。企業の採用判断理由を分析したものです。入社者201名(2025年8月〜2026年7月)の集計とは別の母集団で、「未経験」の定義も異なります(201名は前職がIT業界以外の方) |
| 企業が評価した採用判断項目 | 人数 | 内定者149名に占める割合 |
|---|---|---|
| コミュニケーション力 | 68名 | 45.6% |
| 意欲 | 65名 | 43.6% |
| 継続力 | 9名 | 6.0% |
| 理解力 | 5名 | 3.4% |
| 未記入 | 2名 | 1.3% |
| 合計 | 149名 | 100.0% |
「割合」は、内定者149名のうち、その項目が主な採用判断として記録された人の割合です。採用される確率ではありません。割合は小数第2位を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります。
内定者のうち、コミュニケーション力と意欲が約9割(89.3%)を占めました。「IT知識」や「資格」という項目は、この集計の分類にはありません。企業が主な判断として記録したのは、受け答えと意欲に関する項目が中心でした。ただし、これは内定した方の記録であり、「資格や知識が不要」という意味ではありません。
コミュニケーション力は、内定者149名のうち68名(45.6%)で主な採用判断項目でした。採用判断理由に見られた評価内容の例は、次のとおりです。
特別な話し方ではなく、面接での受け答えの基本や、相手に伝わる話し方が評価された記録が多く見られました。※これらは、企業側の採用判断理由を当社が整理した内容の例であり、企業コメントの原文ではありません。
当社からのアドバイス(調査結果ではありません):面接前に準備できること
意欲は、149名のうち65名(43.6%)で主な採用判断項目でした。採用判断理由に見られた評価内容の例は、次のとおりです。
意欲が「やる気があります」という言葉ではなく、実際の学習行動として評価されている記録が多く見られました。
これは、上の「企業が評価した採用判断項目」の集計とは別の、当社の集計です。 意欲が主な項目だった65名の判断理由の記述を、当社がキーワードで機械的に数えた参考値です。
| 当社のキーワード集計(参考値・暫定) | 人数 | 意欲65名に占める割合 |
|---|---|---|
| 判断理由に、学習・資格・実践に関する語(学習、資格、CCNA、Linuxなど)が含まれる | 48名 | 73.8% |
※企業の採用判断項目ではありません。学習をすれば採用率が上がる、という意味でも、因果関係を示すものでもありません。同じ文面の記録が複数名分に使われているものを含みます。上の48名(73.8%)は、意欲が主な項目だった65名全員を分母にした値で、判断理由が空欄の2名は「該当なし」として数えています。参考として、判断理由の記入がない2名(キーワードを数えられないため)を除いた63名で、同じ文面を1件として数えると58件になり、そのうち43件(74.1%)に、これらの語が含まれていました。学習は、面接官やエージェントの案内を受けて始めた例も含みます。
当社からのアドバイス(調査結果ではありません):面接前に準備できること
継続力は9名(6.0%)、理解力は5名(3.4%)でした。人数が少ないため、傾向と呼べる規模ではありませんが、評価された内容の例(主に継続力)として次のようなものがあります。
一部の企業からは、前職など、IT以外での続ける力・努力を重ねる姿勢が評価された記録があります。※評価内容の例であり、企業コメントの原文ではありません。
この集計から、内定者の採用判断に共通して見られたことを整理します(因果関係を示すものではありません)。
この調査は「向いているかどうか」の適性を測るものではありません。企業が実際に評価した内容から言えるのは、次の点です。
当社で2024年9月〜2026年9月に、IT業界での就業経験がない状態で内定した方は149名いました(当社の紹介実績で、応募者全体の採用率ではありません)。企業は、コミュニケーション力や意欲を評価していました。
集計で多く見られたのは、質問の意図をくみ取って答える、言葉遣いが丁寧、といった受け答えの内容です。面接前の練習で整えられる部分もあると、当社は考えています(この調査で検証したものではありません)。
今回の集計では、主な採用判断項目として「意欲」が多く、その理由に学習・資格に関する記述が含まれていました。ただし、資格で採用率が上がることを示すものではありません。
応募者全体のデータがないため、年齢による有利不利は、この調査からは言えません。
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アドバイザー
百瀬将悟
大学卒業後、不動産会社に入社。その後、求人広告営業・キャリアアドバイザーを経験。現在は両面型のアドバイザーとIT企業の採用コンサルティングに従事。
採用と転職市場の両方を理解している点を強みとし、「市場価値を高めながら活躍できるエンジニア」になるためのを転職サポート。