
30代未経験からインフラエンジニアに転職する方法|入社201名の年齢層データと、確認したいこと
監修: 百瀬 将悟(株式会社エンデバース 代表取締役/キャリアカンパニー責任者) 更新日: 2026年10月23日
結論: 30代の未経験でも、インフラエンジニアを目指すことはできます。ただし、年齢だけで結果が決まるとは言えません。 当社(キャリアカンパニー)で2025年8月〜2026年7月に入社が決まった201名のうち、30〜34歳は28名(13.9%)、35歳以上は0名でした。この28名は入社者全体の年齢層で、前職がIT以外の方は26名でした(残りの2名は前職がIT経験者)。前職がIT以外の26名は、全員がインフラエンジニア職に入社しています。この記事では、数字の読み方と、30代の方が応募前に確認したい点を整理します。
| 年齢層 | 人数 | 割合 |
|---|---|---|
| 20代前半 | 72名 | 35.8% |
| 20代後半 | 101名 | 50.2% |
| 30〜34歳 | 28名 | 13.9% |
| 35歳以上 | 0名 | 0.0% |
| 合計 | 201名 | — |
(出典:キャリアカンパニー自社集計(2025年8月〜2026年7月に入社が決まった201名)。当社の紹介実績であり、業界全体の数字ではありません。母数は、前職がIT経験者の38名を含む201名全体です。割合は四捨五入のため、合計が合わない場合があります)
20代の方(173名)の前職や、応募前に確認したいことは、20代未経験からインフラエンジニアへ転職する方法にまとめています。
30〜34歳28名の前職(2025年8月〜2026年7月入社)
| 前職 | 人数 |
|---|---|
| IT以外(転職直前の主な業務がIT技術職ではない) | 26名 |
| IT経験者 | 2名 |
| 合計(30〜34歳) | 28名 |
(出典・定義:同上。「前職がIT以外」は、会社の業種ではなく、転職直前の主な業務で判断しています。入社先の職種は、26名全員がインフラエンジニアです)
| この数字から言えること | 言えないこと |
|---|---|
| 当社の紹介実績では、30〜34歳で入社が決まった方が28名おり、そのうち26名は前職がIT以外で、26名は全員インフラエンジニア職に入社した | 「30代未経験者が28名」。28名には、前職がIT経験者の2名を含むため。また、26名は当社経由の実績で、30代の方全般の結果や、応募者のうち入社できた割合を示すものではない |
| 35歳以上の入社は、この期間にはなかった | 「35歳以上は入れない」。0名の理由は言えないため。当社は未経験・若手を専門としており、相談者の年齢層に偏りがある可能性もあります |
| 20代が大半(173名)を占める | 「20代が有利」「30代は不利」。応募した方・面談した方の年齢構成が分からず、年齢別に入社に至った割合を出せないため |
「30代で応募した方のうち、何割が入社できたか」は、応募者・面談者の人数が分からないため、示せません。
厚生労働省は、募集・採用で年齢を理由とした制限を設けることを、原則として禁止しています(労働施策総合推進法。例外事由もあります)。求人票が年齢不問でも、実際には年齢を理由に応募を断ることや、書類選考・面接で年齢を基準に採否を判断することは、法の規定に反するとされています。
したがって、「何歳までなら応募できる」という線引きは、公的なルールからも、当社のデータからも示せません。一方で、30代の応募では、前職の経験をどう説明するかや、入社後の担当と年収の見え方を、20代以上に具体的に確認しておくと、ミスマッチを減らせます。
結論: 年齢そのものより、「入社後にどんな経験を積み、どんな条件で働くか」を、求人票と面接で確認します。
| 確認する点 | なぜ確認するか | 確認の方法 |
|---|---|---|
| ① 入口の職種 | 当社の入社先は、ネットワーク45名・サーバー43名・運用・監視40名・クラウド25名・ヘルプデスク・サポート25名など(201名)。入口は一つではない | 仕事内容欄の作業(監視する・設定する・手順書を更新する、など)で見分ける。詳しくは求人の見極め方 |
| ② 夜勤・シフト | 生活の条件であり、続けられるかに直結する | 夜勤の頻度・体制・手当・夜勤明けの休み、オンコール(待機)の有無を確認。夜勤の解説 |
| ③ 研修と最初の担当 | 「研修あり」だけでは、研修後の担当が分からない | 研修の期間・内容・実習・研修後の配属を質問する |
| ④ 年収の見え方 | 前職の年収(税込・賞与込みの実績)と、入社時の想定年収は、算出基準が違う | 基本給・固定残業代・賞与の内訳を確認。当社の数字の読み方は、初年度年収の記事 |
| ⑤ 構築・設計へ進む道筋 | 運用・監視のまま長く止まらないために | 構築や設計へ進んだ人の人数・期間・条件を質問する |
30代の方は、社会人としての経験の長さが、面接で話せる材料になります。経験を、インフラの仕事の進め方に置き換えて説明します。
公開インタビュー(年齢の記載はなく、30代の事例とは扱いません)でも、前職の経験が役立ったと語られています。論理的に説明するコミュニケーション能力(d-s)、チームで協力する力(n-k)、年齢や立場に関係なく積極的に質問する姿勢(s-f)です。個人の回答であり、全員に当てはまるものではありません。
IT全般の30代未経験の準備は、30代未経験からIT転職は可能?で、インフラ転職の全体像は、インフラエンジニアへ未経験で転職する方法で整理しています。
30代で未経験からインフラを目指す方が、自分の経験・年齢で、どんな入口があり得るかを整理したいときは、専属のアドバイザーが状況を聞いたうえで、確認する項目を一緒に整理します。
在職中に進める場合は、IT転職は在職中と退職後のどちらがよい?も参考にしてください。
目指すことはできます。当社の紹介実績では、2025年8月〜2026年7月に入社が決まった201名のうち、30〜34歳は28名いました。ただし、これは入社者全体の年齢別の集計です。28名のうち、前職がIT以外の方は26名で、残りの2名は前職がIT経験者でした。前職がIT以外の26名は、全員がインフラエンジニア職に入社しています。年齢だけで結果が決まるとは言えないため、入口の職種・夜勤・研修・年収を確認して判断してください。
募集・採用で年齢を理由に制限することは、原則として禁止されています(例外事由あり)。当社では、この期間に35歳以上の入社は0名でしたが、その理由は言えません。応募できるかどうかは、求人ごとの条件と、前職の経験の説明で変わります。
資格の有無で選考結果が変わるかは、当社のデータからは言えません。当社で入社前にCCNAを持っていた方は201名のうち13名で、大多数は持たずに入社が決まっています。取得前でも、何を・いつから学んでいるかを説明できるようにします。
個人差があります。当社の未経験者140名の入社時の想定年収は、中央値で320万円(前職の中央値は300万円)ですが、前職は税込・賞与込みの実績、入社時は想定年収で、算出基準が違います。2つの中央値の差は、一人ひとりの増減ではありません。詳しくは、未経験インフラエンジニアの初年度年収をご覧ください。
キャリアカンパニー(運営:株式会社エンデバース)は、未経験・若手のITエンジニアの転職を支援しています。専属のアドバイザーが、初回の面談から内定後まで、同じ担当者として伴走します。CCNA・LPICなどの無料学習カリキュラムがあり、非公開求人も多数保有しています。求職者の利用は無料です。
「30代でも応募できる求人はあるか」「前職の経験をどう伝えるか」といった相談だけでも、お受けします。
出典・参考資料(確認日:2026年10月23日)
株式会社エンデバース 代表取締役
キャリアカンパニー責任者
百瀬 将悟
大学卒業後、不動産会社に入社。その後、求人広告営業・キャリアアドバイザーを経験。現在は両面型のアドバイザーとIT企業の採用コンサルティングに従事。採用と転職市場の両方を理解している点を強みとし、「市場価値を高めながら活躍できるエンジニア」になるための転職サポートを行っている。