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IT業界に転職したいけれど、セキュリティエンジニアって実際どんな仕事をするの?
そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
経済産業省の調査によると、サイバー攻撃による企業の平均被害額は73万円にのぼり、約7割の企業で取引先にも影響が及んでいます。また、2030年には最大79万人のIT人材不足が予測される中、セキュリティエンジニアの需要は急速に高まっています。
本記事では、デジタル社会を脅威から守る「セキュリティエンジニアとは何か」を、未経験の方にもわかりやすく解説します。
具体的な仕事内容から年収相場、転職準備まで、あなたがセキュリティエンジニアとしてのキャリアを前向きに検討できるよう、実用的な情報をお届けします。
デジタル社会が進展する中で、セキュリティエンジニアって具体的にどんな役割を担っているの?
こうした疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。まずは、セキュリティエンジニアの基本的な役割から詳しく見ていきましょう。
セキュリティエンジニアとは、企業や組織のデジタル資産をサイバー攻撃から守る専門職です。まるで城を守る警備員のように、24時間365日、企業のシステムやネットワークを監視し、悪意のある攻撃から大切な情報を護っています。
現在、サイバー攻撃の脅威は深刻化の一途をたどっています。警察庁の発表によると、2024年にはランサムウェアの被害報告件数が222件に達し、依然として高水準で推移しています。また、経済産業省の調査では、サイバーインシデントが発生した企業の平均被害額は73万円にのぼり、復旧まで平均5.8日を要することが明らかになっています。
セキュリティエンジニアが対処する主な脅威には以下のようなものがあります:
これらの脅威から企業を守るために、セキュリティエンジニアは最前線で活動しているのです。
「インフラエンジニアやネットワークエンジニアとは何が違うの?」という疑問も多く聞かれます。簡単に言えば、セキュリティエンジニアは「セキュリティに特化したスペシャリスト」と考えるとわかりやすいでしょう。
インフラエンジニアは、サーバーやネットワークの構築・運用を幅広く担当し、その業務の一部としてセキュリティ対策も行います。一方、セキュリティエンジニアは、インフラの基礎知識に加えて、セキュリティに関する高度な専門知識を持ち、脅威の分析や対策に特化して取り組みます。
具体的な違い
・インフラエンジニア:システム全体の設計・構築・運用(セキュリティ含む)
・ネットワークエンジニア:ネットワークの設計・構築・運用に特化
・セキュリティエンジニア:セキュリティ対策・脅威分析
・インシデント対応に特化
つまり、セキュリティエンジニアは、インフラやネットワークの知識をベースに、さらにセキュリティの専門性を高めた職種と言えるでしょう。
セキュリティエンジニアが注目される理由は、デジタル化の急速な進展とともに、セキュリティの重要性が飛躍的に高まっているからです。
市場規模の観点から見ると、国内情報セキュリティ市場は2023年度に1兆7,123億円に達し、前年比8.0%増と堅調な成長を続けています。さらに、2027年までには1.3兆円規模まで拡大すると予測されており、この成長に伴ってセキュリティエンジニアの需要も急増しています。
特に注目すべきは、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進です。企業がクラウドサービスやIoTデバイスを導入し、リモートワークが普及する中で、新たなセキュリティリスクが次々と生まれています。これまで以上に高度で専門的なセキュリティ対策が求められており、セキュリティエンジニアの価値は今後ますます高まっていくでしょう。
つまり、今からセキュリティエンジニアを目指すことは、将来性の高いキャリア選択と言えるのです。
このように、セキュリティエンジニアは現代のデジタル社会を支える重要な役割を担っており、今後もその価値は高まり続けることが予想されます。
セキュリティエンジニアって実際にどんな仕事をしているの?
一日の流れはどうなっているの?
そんな疑問をお持ちの方も多いでしょう。セキュリティエンジニアの仕事は大きく2つの分野に分かれており、それぞれ異なる専門性が求められます。具体的な業務内容を詳しく見ていきましょう。
セキュリティエンジニアの業務の中でも特に比重が大きいのが、インフラセキュリティ業務です。これは企業のITインフラ(ネットワークやサーバー)を脅威から守る仕事で、全体の約60-70%を占める主要業務となります。
具体的な業務内容
まずネットワーク監視があります。これは企業のネットワークを24時間365日監視し、異常な通信やサイバー攻撃の兆候を検知する重要な仕事です。監視ツールを使用して、通常とは異なるデータの流れや不審なアクセスを発見した際には、即座に対応を行います。例えば、深夜に大量のデータが外部に送信されている場合、情報漏洩の可能性があるため緊急対応が必要になります。
次にサーバー監視業務では、企業が使用するサーバーの稼働状況を常時チェックします。CPU使用率やメモリ使用量、ディスク容量などのリソース監視を行い、サーバーに過度な負荷がかかっていないか確認します。また、不正なプロセスが動作していないか、未承認のソフトウェアがインストールされていないかなど、セキュリティ面での異常も監視対象となります。
ファイアウォールやセキュリティ機器の管理も重要な業務の一つです。企業の境界線を守るファイアウォールの設定変更や、侵入検知システム(IDS)、侵入防御システム(IPS)の運用を担当します。これらの機器から送られてくるアラートを分析し、真の脅威かどうかを判断して適切な対応を行います。
アプリケーションセキュリティ業務は、全体の約30-40%を占める専門性の高い分野です。この業務では、企業が開発・運用するWebアプリケーションやシステムの安全性を確保することが主な目的となります。
具体的な業務内容
脆弱性診断は、アプリケーションセキュリティの中核となる業務です。この作業では、Webアプリケーションやサーバーに潜む弱点(脆弱性)を専用のツールや手動テストによって発見します。攻撃手法に対する耐性をチェックし、問題が見つかった場合は修正方法を提案します。
より実践的な検証として、ペネトレーションテストも実施します。これは「ペンテスト」とも呼ばれ、実際のハッカーと同じ手法を使ってシステムへの侵入を試みる高度なテストです。単に脆弱性を見つけるだけでなく、「攻撃者がどこまで侵入できるか」「どんな被害が想定されるか」を実証的に確認します。
セキュアコーディングは、開発段階からセキュリティを考慮したプログラムを作成する業務です。開発チームと連携し、セキュリティ上の問題が起きにくいコードの書き方を指導したり、コードレビューを行ったりします。入力値の検証や暗号化処理の実装など、技術的な知識と開発経験の両方が求められる専門性の高い分野です。
インシデント対応も重要な業務の一つです。実際にセキュリティ事故が発生した際には、被害の拡大を防ぎ、原因を特定し、再発防止策を講じる必要があります。
これらの業務を通じて、セキュリティエンジニアは企業のデジタル資産を多角的に保護し、安全で信頼できるIT環境の構築・維持に貢献しています。インフラとアプリケーションの両面からアプローチすることで、包括的なセキュリティ対策を実現しているのです。
未経験からセキュリティエンジニアになれるの?
年収はどのくらい期待できるのか?
20代の転職を考える方なら、こうした現実的な疑問をお持ちでしょう。実際のデータを見ながら、セキュリティエンジニアへの転職の現実と可能性をお伝えします。
結論から申し上げると、未経験から直接セキュリティエンジニアになることは難しいです。セキュリティエンジニアへの転職において重要なのは、段階的なキャリア形成です。求人データを分析すると、セキュリティエンジニアの求人の約8割が「インフラ運用経験1年以上」「ネットワーク構築の実務経験」といった条件を設けています。
最も現実的で成功率の高いルートは、まずインフラエンジニアやネットワークエンジニアとして1〜2年の実務経験を積むことです。この期間中に、サーバー管理、ネットワーク設定、監視業務などの基礎スキルを身につけることが重要です。
次の段階では、現在の職場でセキュリティ関連の業務に携わる機会を積極的に求めます。ファイアウォールの設定変更、セキュリティ監視業務のサポート、ログ解析業務などから始めることで、セキュリティ分野への足がかりを作ることができます。
最終段階で、セキュリティエンジニア専門のポジションへの転職を目指します。2〜3年のIT実務経験があれば、転職市場での選択肢は大幅に広がり、初年度から450万円〜600万円の年収を提示する企業が多く見られます。
未経験の方はまずは、未経験からエンジニア転職を目指す方法をご覧ください。
セキュリティエンジニアの年収は、経験年数や年代によって大きく変わります。現実的な年収相場を詳しく見ていきましょう。
1〜2年の実務経験を積んでセキュリティエンジニアに転職すると、年収400万円〜500万円のレンジに上がることが期待できます。20代後半でセキュリティエンジニアとしての専門性を身につけた場合、平均年収は450万円〜550万円となります。
30代になると、平均で530万円〜650万円と大幅にアップし、40代以降では700万円〜1,000万円の高年収も現実的な目標となります。特に大手企業やコンサルティングファームでは、年収1,200万円を超えるセキュリティエキスパートも存在します。
セキュリティエンジニアの求人市場は、まさに追い風が吹いている状況です。転職市場データを見ると、セキュリティ分野の求人数は類を見ない伸びを示しており、転職求人倍率では50倍を超える高需要となっています。
サイバーセキュリティ関連のキャリアはコロナ禍以降急激に伸びており、2024年の求人数の伸びは過去最高を記録しています。ITフリーランス案件においても右肩上がりで推移しており、正社員だけでなく多様な働き方の選択肢が広がっています。
一方で、1〜2年のIT実務経験がある人材に対しては、多くの企業が積極的に採用活動を行っています。転職成功のためには、IT実務経験を積みながら並行してセキュリティ関連の資格取得を進めることが重要です。
このように、セキュリティエンジニアは魅力的な職種である一方、適切なステップを踏んだキャリア形成が重要です。焦らずに基礎から積み上げることで、確実に目指すことができる職種と言えるでしょう。
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セキュリティエンジニアになるためには、具体的にどんなスキルが必要なの?
自分に向いているかどうか判断したい!
そんな疑問をお持ちの未経験の方も多いでしょう。ここでは、セキュリティエンジニアに求められるスキルと適性について、段階的に詳しく解説していきます。
セキュリティエンジニアには、ITインフラの基礎となる技術スキルが不可欠です。これらは専門性の土台となる重要な知識です。
まず、ネットワーク関連の知識が最も重要な基盤となります。TCP/IP(インターネット通信の基本ルール)、HTTP(Webサイトとブラウザ間の通信方式)、DNS(ドメイン名をIPアドレスに変換するシステム)といったプロトコルの理解は必須です。
OS(オペレーティングシステム)の知識も欠かせません。特に企業で広く使われているLinuxとWindowsについて、設定管理、アカウント管理、ログ解析などの実践的なスキルが求められます。
暗号化技術と認証技術は、セキュリティエンジニアの専門性を表す分野です。AES(高度暗号化標準)やRSA(公開鍵暗号方式)の仕組みを理解し、多要素認証システムの設計・運用ができる必要があります。
プログラミングスキルも重要な要素です。Python、Java、C++などの言語を使ったセキュアコーディング(安全なプログラム作成)や、セキュリティツールの開発・カスタマイズが行えることが望ましいとされています。特にPythonは、セキュリティ分野で広く使われているため、優先的に習得することをお勧めします。
ITインフラの基礎を学びたい方はスクールカリキュラムもご確認いただけます。
技術スキルと同じく重要なのが、ヒューマンスキルです。セキュリティエンジニアは技術者でありながら、多くの人と連携して仕事を進める必要があります。
論理的思考力(ロジカルシンキング)は、セキュリティエンジニアに最も重要な能力の一つです。複雑なシステムの構造を理解し、潜在的な脅威を論理的に分析して、効果的な対策を立案する必要があります。
セキュリティインシデント発生時には、限られた時間で原因を特定し、被害拡大を防ぐ問題解決能力が不可欠です。感情的ではなく冷静かつ論理的に状況を分析する能力が求められます。
コミュニケーション能力も想像以上に重要です。技術的な内容を経営陣や他部署の非技術者に分かりやすく説明し、セキュリティ投資の必要性を専門用語を使わずに説得力のある形で伝える能力が必要です。
また、チームワーク能力も重要です。セキュリティ対策は一人で完結するものではなく、開発チーム、インフラチーム、マネジメント層など、様々な立場の人々と連携して進める必要があります。相手の立場を理解し、建設的な議論ができる協調性が必要とされます。
セキュリティエンジニアに向いている人の性格や志向性には、明確な特徴があります。これらの特徴を理解することで、自分の適性を判断する材料になるでしょう。
まず、強い責任感と倫理観を持つ人が適しています。企業の機密情報や個人情報を扱う立場にあり、攻撃手法の知識を悪用しない高い倫理観が必要です。「世の中を安全にしたい」という使命感を持てる人は向いています。
探究心と学習意欲の高さも重要です。サイバー攻撃の手法は日々進化するため、常に最新の技術動向にアンテナを張り、継続的に学習し続ける姿勢が不可欠です。
細かい作業に集中できる忍耐力、几帳面で注意深い性格も重要な適性です。セキュリティ監視やログ解析は地道な作業が中心で、小さなミスが大きな被害につながる可能性があるため、慎重さが求められます。
最後に、視野の広さと柔軟性も重要な特徴です。セキュリティエンジニアは、技術的な側面だけでなく、法務、コンプライアンス、経営戦略といった幅広い観点からセキュリティを考える必要があります。また、攻撃者の心理や行動パターンを理解し、「もし自分が攻撃者だったらどうするか」という視点で考えられる柔軟性も重要です。
これらの特徴を多く持っている人は、セキュリティエンジニアとしての適性が高いと言えるでしょう。
すべてを最初から完璧に備えている必要はありません。学習意欲と責任感があれば、実務を通じて他のスキルも身につけていくことが可能です。
セキュリティエンジニアを目指したいけれど、何から始めればいいのかわからない…
そんな疑問をお持ちの方も多いでしょう。ここでは、未経験からセキュリティエンジニアを目指すための具体的な学習ロードマップをご紹介します。
セキュリティエンジニアを目指す前に、まずはITインフラの基礎知識をしっかりと身につけることが重要です。セキュリティは単独で存在するものではなく、ネットワークやサーバーといったITインフラの上に成り立っているためです。
最初に学ぶべきは、ネットワークの基礎知識です。TCP/IP(インターネット通信の基本ルール)、HTTP/HTTPS(Webサイトとブラウザ間の通信方式)、DNS(ドメイン名をIPアドレスに変換するシステム)といったプロトコルの理解は必須です。
次に重要なのが、OS(オペレーティングシステム)の基礎知識です。特に企業で広く使われているLinuxとWindowsについて、基本的なコマンド操作、ファイル管理、ログの見方などを学習しましょう。
サーバーの基礎知識も欠かせません。Webサーバー、データベースサーバーなど、各種サーバーの役割と基本的な仕組みを理解することで、どこにセキュリティリスクがあるかを把握できるようになります。
これらの基礎知識は、オンライン学習プラットフォームや技術書などを活用して、3〜6ヶ月程度で基礎固めが可能です!
セキュリティエンジニアを目指す上で、資格取得は非常に有効な手段です。資格は客観的なスキル証明になるだけでなく、体系的な知識を身につけるためのガイドラインとしても機能します。
まず取得を目指したいのが、情報セキュリティマネジメント試験です。この試験は情報処理推進機構(IPA)が実施する国家資格で、セキュリティ分野の入門資格として位置づけられています。合格に必要な勉強時間は約200時間で、1日2時間の学習で約3ヶ月程度が目安となります。
より専門性を高めたい場合は、情報処理安全確保支援士試験の取得を目指しましょう。この試験は高度区分の国家資格で、セキュリティエンジニアの専門性を証明する最も権威のある資格の一つです。
効果的な勉強方法としては、参考書での基礎学習から始め、過去問演習を繰り返し行うことが重要です。理解が不十分な分野は参考書に戻って復習するサイクルを続けましょう。
資格取得と並行して、実務経験を積むことも重要です。最も現実的なルートは、まずインフラエンジニアやネットワークエンジニアとして実務経験を積むことです。これらの職種では、サーバー監視、ネットワーク設定、トラブルシューティングなど、セキュリティエンジニアに必要なスキルの基礎を学ぶことができます。
1〜2年の経験を積んだら、現在の職場でセキュリティ関連の業務に携わる機会を積極的に求めましょう。ファイアウォールの設定変更、セキュリティ監視業務のサポートなどから始めることができます。
並行して、個人プロジェクトでの実践経験も積みましょう。自宅に仮想環境を構築してセキュリティ設定を試したり、CTF(Capture The Flag)というセキュリティ競技に参加したりすることで、実践的なスキルを身につけることができます。重要なのは、焦らずに段階的にスキルアップしていくことです。
最終的に準備が整った段階で、セキュリティエンジニア専門のポジションへの転職を目指します。重要なのは、焦らずに段階的にスキルアップしていくことです。
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セキュリティエンジニアの将来性は本当に大丈夫?
AIに仕事を奪われることはないの?
転職を考える際、こうした将来への不安は当然です。ここでは、セキュリティエンジニアの将来性と具体的なキャリアパスについて解説します。
結論から申し上げると、セキュリティエンジニアはAIに奪われにくい職種の代表格です。その理由は、セキュリティ業務の本質にあります。
サイバー攻撃の手法は日々進化し、攻撃者は常に新しい脆弱性や抜け道を探しています。これに対抗するには、技術的な知識だけでなく、攻撃者の心理や行動パターンを理解し、創造的で柔軟な対策を立案する人間の判断力が不可欠です。AIはパターンを学習することは得意ですが、未知の脅威に対する直感的な判断や、複雑な状況での意思決定は人間が圧倒的に優位です。
経済産業省の調査によると、2030年には最大79万人のIT人材が不足すると予測されており、特にセキュリティ分野の需要は急激に高まっています。IoT(モノのインターネット)の普及、クラウド化の進展、DXの加速により、セキュリティリスクは拡大の一途をたどっており、セキュリティエンジニアの価値はむしろ高まり続けるでしょう。
セキュリティエンジニアのキャリアパスは大きく2つの方向性があります。
スペシャリスト路線では、技術的な専門性を深めてセキュリティアーキテクトやペネトレーションテストの専門家、セキュリティコンサルタントを目指します。年収800万円〜1,500万円といった高収入も期待できます。
マネジメント路線では、技術的なバックグラウンドを活かしながら管理職としてキャリアを積み、最終的にはCISO(最高情報セキュリティ責任者)を目指すことができます。大手企業のCISOクラスになると1,000万円〜2,000万円以上の報酬も珍しくありません。
ここまでセキュリティエンジニアという職種について詳しく解説してきました。最後に、セキュリティエンジニアとして成功するための重要なポイントをまとめてご紹介します。
セキュリティエンジニアは、IT人材不足の中でも特に需要が高まっている職種です。完全未経験からの転職は簡単ではありませんが、インフラエンジニアとして1〜2年の実務経験を積むことで、確実にキャリアチェンジが可能になります。
成功のカギは継続的な学習姿勢です。サイバー攻撃の手法は日々進化するため、情報セキュリティマネジメント試験や基本情報技術者試験などの資格取得を通じて、常に最新の知識をアップデートし続けることが重要です。また、技術スキルだけでなく、論理的思考力やコミュニケーション能力といったヒューマンスキルも同様に磨いていきましょう。
セキュリティエンジニアは、AIに代替されにくく将来性の高い職種です。適切なステップを踏んで段階的にスキルアップすることで、年収600万円〜1000万円以上の高収入も期待できる魅力的なキャリアと言えるでしょう。
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