
未経験からデータサイエンティストになるには?未経験21名の入社決定実績から転職方法を解説
結論:当社の集計では、データサイエンティスト職に入社が決まった31名のうち21名が、IT業界・データ分析業務ともに未経験でした
キャリアカンパニーを通じて、2025年1月〜2026年10月に、データサイエンティスト職への入社が決まった方は31名でした。そのうち、IT業界での就業経験とデータ分析業務の経験がどちらもない方は21名(67.7%)です。
この67.7%は、入社が決まった31名の中での構成比です。未経験の方が転職できる確率や、応募者全体の割合を示すものではありません。31名全員が未経験だったわけでもありません。
この記事では、この実績をもとに、未経験からデータサイエンティストを目指す転職ルート、必要なスキル、求人の実態、応募までの進め方を解説します。分かること:入社が決まった方の内訳と、未経験からのルート・準備。分からないこと:応募者全体の採用率、特定の企業の採用基準、個人の合否。
出典:株式会社エンデバース(キャリアカンパニー)社内実績集計(集計期間:2025年1月〜2026年10月)
ITや統計学の専門知識がないと挑戦できないのか、何から勉強を始めればよいのかと迷っている方は多いのではないでしょうか。
この記事では、データサイエンティストの仕事内容や必要なスキル、未経験からステップアップするためのロードマップを具体的に解説します。最後までお読みいただくと、あなたがデータサイエンティストになるために今日から取り組むべきアクションが明確になります。

集計期間は2025年1月〜2026年10月です。キャリアカンパニーを通じて、データサイエンティスト職への入社が決まった方は31名でした。このうち、IT業界での就業経験とデータ分析業務の経験がどちらもない方は21名で、31名に占める割合は67.7%です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 調査主体 | 株式会社エンデバース(キャリアカンパニー) |
| 出典 | 株式会社エンデバース(キャリアカンパニー)社内実績集計 |
| 集計期間 | 2025年1月〜2026年10月(2026年10月時点) |
| 対象者 | キャリアカンパニーを通じて、データサイエンティスト職への入社が決まった方 |
| 入社決定者 | 31名 |
| 「未経験」の定義 | IT業界での就業経験がなく、データ分析業務の経験もない方 |
| うち未経験の方 | 21名 |
| 構成比 | 21名 ÷ 31名 = 67.7%(入社が決まった31名の中での割合) |
| 注意 | 転職成功率・応募者全体の割合ではありません。個人が特定される情報は含みません |

データサイエンティストという職業に興味を持っても、実際の業務内容や他の職種との違いがイメージしにくいと感じることは少なくありません。
まずは、データサイエンティストが企業の中でどのような役割を担っているのかを確認しましょう。専門的な仕事に見えますが、正しい手順を踏めば未経験からでも十分に目指せる職業です。
データサイエンティストは、企業が保有する膨大なデータを分析し、ビジネス上の課題を解決へと導く専門家です。
売上の低下や顧客離れといった企業の悩みに対して、データを根拠にした具体的な解決策を提案します。単に数字をまとめるだけではなく、そこから意味を読み取り、経営陣や現場の担当者が行動を起こせるように支援する役割を担っています。
というのも、企業には日々、購買履歴やウェブサイトのアクセスログなど、非常に多くのデータが蓄積されています。しかし、そのままでは単なる数字の羅列にすぎず、ビジネスの役には立ちません。データサイエンティストは、プログラミングや統計学の力を駆使してデータを整理し、隠れた傾向やパターンを見つけ出します。その結果をもとに、新しいサービスの開発やコスト削減などの経営戦略に直結する価値を生み出しています。
データサイエンティストは理系の大学出身者や高度なITエンジニアだけがなれる職業だと考えていませんか。たしかに専門知識は必要ですが、未経験や文系の出身者であっても十分に挑戦する機会があります。
理由は、ビジネスの現場ではデータの分析結果を実際の施策に落とし込むコミュニケーション能力や論理的思考力が強く求められるからです。文系出身の方や営業・マーケティングの経験がある方は、顧客の心理を理解し、ビジネスの課題を正確に把握する強みを持っています。
データ分析の手法やプログラミングの基礎は後から学習で身につけることが可能です。あなたのこれまでの経験と新しく学ぶデータ分析のスキルを掛け合わせることで、独自の価値を提供するデータサイエンティストとして活躍できる可能性があります。
| 職種名 | 主な役割 | 求められる強み |
|---|---|---|
| データサイエンティスト | データを分析しビジネス課題の解決策を提案する | 統計学の知識とビジネスを理解する力 |
| データアナリスト | データの集計や可視化を行い現状を把握する | ツールの操作スキルと数値を読み解く力 |
| AIエンジニア | AIモデルの開発やシステムへの実装を行う | 高度なプログラミングとシステム構築力 |
【関連記事】10年後のIT業界はどうなる? エンジニアが生き残るために今できること

データサイエンティストになるには、単にデータを分析するだけでなく、ビジネスに明確な価値をもたらす総合的な能力が求められます。近年はAI技術の飛躍的な進化に伴い、現場で必要とされるスキルの定義が大きく変わりました。
ここでは、一般社団法人データサイエンティスト協会が2025年に発表した最新の基準に基づき、習得すべき5つのスキルを詳しく解説します。以下の表は、それぞれのスキルの役割を簡潔にまとめたものです。
| スキル名 | 主な役割 |
|---|---|
| 価値創造スキル | 課題を再定義し、新しいビジネスの価値や社会実装を牽引します。 |
| データサイエンススキル | 統計学や人工知能などの情報科学を用いてデータを深く分析します。 |
| データエンジニアリングスキル | データを意味のある形で実装し、持続的に運用できるシステムを作ります。 |
| 融合スキル | 複数の専門領域を横断し、生成AIなどの実社会への実装を推進します。 |
| 基盤スキル | 論理的思考やデータ倫理など、プロフェッショナルとしての土台を支えます。 |
かつては「ビジネス力」と呼ばれていた能力ですが、現在は「価値創造スキル」としてさらに重要視されています。データサイエンティストになるには、単なる分析の専門家にとどまらず、自ら課題を再定義して組織を導くリーダーシップが必要です。
企業が直面している本質的な課題を見抜き、新しい事業モデルや社会への影響を緻密に設計する力が求められます。AIを活用して実際にビジネスの価値を生み出すためには、このスキルが非常に重要です。技術の発展と社会のニーズを結びつけ、多様な関係者を巻き込みながら組織の変革を推進していきましょう。
データから隠れた法則性を見つけ出し、企業の予測や意思決定に役立てるための専門的な能力を指します。統計学や機械学習、人工知能といった情報科学の深い知識を正しく理解し、目的に応じて使いこなす力が該当します。
データサイエンティストになるには、複雑なデータを正確に読み解くための数理的な基礎知識が重要です。近年は予測モデルの構築にとどまらず、結果の要因を解き明かす因果推論や、多様なデータを扱う高度な解析技術も求められています。
常に最新のアルゴリズムや優れた分析手法を自ら学び続ける姿勢を大切にしてください。
【関連記事】Python転職は未経験でも可能?ゼロから始める学習法とキャリアアップ術
分析に必要なデータを安定して収集し、安全かつ効率的に利用できる環境を構築するための重要な能力です。
データサイエンスの理論を実際のビジネス環境で機能させるためには、システムとしてしっかりと実装する力が求められます。膨大なデータを処理するデータベースの設計をはじめ、クラウド環境の構築やセキュリティの確保などが主な業務となります。
この領域で活躍するためには、プログラミング言語を用いた開発経験や、持続的に運用できるインフラの知識を身につけることが重要です。机上の空論で終わらせず、現場で確実に動く仕組みを作り上げることが目標となります。
複数の専門分野を柔軟に掛け合わせ、最先端の技術を実務に応用するための応用的な能力です。価値創造、データサイエンス、データエンジニアリングという3つの専門領域の境界を越えて、複雑な課題に対処する力が該当します。
データサイエンティストになるには、一つの専門性に固執せず、幅広い視点でテクノロジーを統合する力が求められます。自律的に判断して動くAIエージェントの開発や、画像と音声など異なるデータを組み合わせるマルチモーダルAIの実装などに深く関わります。これからの時代における大規模なプロジェクトを成功に導くために、重要性が増しているスキルと言えます。
すべてのデータプロフェッショナルが共通して身につけるべき、土台となる能力のことです。物事を順序立てて考える論理的な思考力はもちろん、データを取り扱う上での高い倫理観や行動規範などがここに含まれます。
データサイエンティストになるには、高度な技術的専門性を身につける以前に、信頼される人材としての振る舞いが大前提となります。AIに関する基礎的な仕組みの理解や、システム全体を俯瞰して捉えるメタ思考も非常に重要な要素です。
まずはこの基盤スキルをしっかりと固めることが、長期的なキャリアの成功につながると考えられます。
参考:2025年度版「データサイエンティスト スキルチェックリストver.6」を発表ニュース|一般社団法人データサイエンティスト協会


データサイエンティストになるための道は一つではありません。これまでの経験や現在の状況に合わせて、ぴったりなルートを選ぶことが成功への近道となります。
ここでは、未経験からデータサイエンティストを目指す代表的な4つのルートを紹介しますので、自分に合った方法を探してみてください。
現在システムエンジニアやプログラマーとして働いている方は、ITエンジニアからのキャリアチェンジが現実的なルートです。
プログラミングやデータベースの基礎知識をすでに持っているため、学習のスタートダッシュを切りやすいという大きな強みがあります。既存のスキルに統計学や機械学習の知識を追加するだけで、データサイエンティストとしての要件を満たすことが可能です。
企業側もIT業界の経験がある人材を評価するケースが多いとされています。システム開発の経験は、分析結果を実際のシステムに組み込むデータエンジニアリングの領域で直接活かすことができます。
まずは現在の業務の中でデータ分析に関わるタスクを引き受けるなど、少しずつ実績を積んでいくアプローチが効果的です。
マーケティング部門やWebアナリストとして働いている方は、ビジネス課題の抽出やデータの読み解きに慣れている点が強みとなります。
すでに顧客の行動データや売上データに触れる機会が多いため、データサイエンティストとしての素地は十分に整っています。より高度な分析手法やプログラミングのスキルを身につけることで、ステップアップを図ることが可能です。
このルートの最大の武器は、分析結果をどのようにビジネス施策につなげるかという視点を持っていることです。
PythonやSQLの学習を始め、これまでExcelで行っていた集計作業をプログラミングで自動化するところから始めてみるのがよいでしょう。データから価値を生み出す感覚をすでに知っているため、実務に直結するスキルの習得がスムーズに進みます。
これから本格的に学習を始める方や、学生の方におすすめなのが、専門のスクールや大学のデータサイエンス学部で学ぶルートです。
体系立てられたカリキュラムに沿って学ぶことができるため、必要な知識を効率よく、かつ抜け漏れなく習得できます。わからないことを講師に直接質問できる環境は、挫折を防ぐ大きな助けとなります。
一部のプログラミングスクールでは、学習だけでなく就職や転職のサポートまで一貫して行っているところもあります。企業とのつながりを持つスクールであれば、未経験からでも応募可能な求人を紹介してもらえる可能性が高まります。
学習費用はかかりますが、時間を投資して確実なキャリアチェンジを目指す方には有効な選択肢となります。
コストを抑えて自分のペースで学習を進めたい方は、独学で知識を身につけるルートもあります。
最近はオンライン学習のプラットフォームや動画教材、専門書が充実しており、質の高い学習環境を低予算で構築することが可能です。ただし、学習計画を自分で立ててモチベーションを維持する必要があるため、強い意志が求められます。
独学で転職を目指す場合、自分のスキルを客観的に証明するためのポートフォリオ作成が重要になります。公開されているデータセットを使って実際に分析を行い、その結果をレポートやブログ記事にまとめます。具体的な成果物を用意することで、採用担当者に対して熱意と実務への適性を効果的にアピールできます。
| ルートの種類 | 主な対象者 | このルートの強み |
|---|---|---|
| ITエンジニアからの転職 | プログラマーやシステムエンジニア | プログラミングの基礎がすでに備わっている |
| マーケターからの転職 | 企画職やWebアナリスト | ビジネス課題の設定や施策立案に慣れている |
| スクール・大学で学ぶ | 体系的に学びたい未経験者や学生 | カリキュラムに沿って効率的に学習できる |
| 独学でスキルを磨く | 自分のペースで進めたい人 | 学習コストを抑えつつ実践的なポートフォリオを作れる |
データサイエンティストは、未経験でもすぐに直接応募できるとは限りません。いまの経験に合わせて、直接応募するか、近い職種を経由するかを選びます。上の4つのルートを、経験別に整理すると次のとおりです。
| 経験のタイプ | 考えられるルート | 最初にやること |
|---|---|---|
| IT業界・データ分析業務ともに未経験 | 未経験歓迎の求人へ直接応募する/データ分析・運用・開発など、近い職種を経由する | Python・SQL・統計の基礎を学び、募集要項の必須スキルを確認する |
| ITエンジニアの経験がある | 開発・インフラの経験を活かし、SQL・Python・統計を補強して応募する | 担当業務のうち、データを扱った経験を職務経歴書に整理する |
| 営業・企画・マーケティングの経験がある | 業務知識とデータ分析の経験を組み合わせて応募する(データアナリストなどを経由する場合もある) | 売上・顧客データなどを使った改善経験を、数字と事実で整理する |
当社の実績でも、入社が決まった31名のうち21名は、IT業界・データ分析業務ともに未経験の方でした。ただし、そのうち誰がどのルートで入社したかは、この集計では分けていません。
いまの経験から直接応募できる求人があるのか、別の職種を経由したほうがよいのかは、人によって異なります。直接応募が難しい場合も、近い職種で経験を積み、次のステップでデータサイエンティストを目指す選択肢があります。

未経験からデータサイエンティストになるためには、闇雲に学習を始めるのではなく、正しい順番でステップを踏むことが大切です。一つひとつの階段を確実に上ることで、着実に専門知識を身につけることができます。
ここでは、転職や就職を成功させるための具体的なロードマップを解説します。
最初のステップは、自分がどのようなデータサイエンティストになりたいのか目標を設定することです。AI開発に強いエンジニア寄りを目指すのか、経営戦略に深く関わるビジネス寄りを目指すのかによって、学ぶべき領域の優先順位が変わります。
目標が決まったら、まずはプログラミング言語であるPythonの基礎と、高校レベルの数学や統計学の復習から始めましょう。学習を継続するためには、いきなり難しい専門書に手を出すのではなく、図解の多い入門書や初心者向けの動画講座を活用するのが効果的です。
Pythonの環境構築を行い、簡単なデータの計算やグラフの作成を実際に手を動かして試してみることが重要です。小さな成功体験を積み重ねることで、学習へのモチベーションを維持しやすくなります。
基礎知識が身についてきたら、次は資格の取得を目指して学習の精度を高めていきます。
資格試験には体系的な出題範囲が設定されているため、自分の知識に偏りや抜け漏れがないかを確認する手段として活用できます。未経験者の場合、実務経験をアピールできない分、資格を持っていることが書類選考や面接での重要な判断材料となります。
学習の目標として試験日を設定することで、だらだらと勉強を続けてしまう状況を防ぐことができます。データサイエンスや統計に関する基礎的な資格を選び、合格に向けて集中的に学習に取り組むのがよいでしょう。
資格の取得はゴールではありませんが、次の実践的なステップに進むための自信につながります。
知識と資格を手に入れたら、実際のデータを使った実践経験を積むステップに進みます。
インターネット上には、世界中のデータサイエンティストが分析の精度を競い合うコンペティションサイトが存在します。企業が提供する実際のデータに触れ、他の参加者の解法を学ぶことは、実務に直結する非常に効果的なトレーニングとなります。
もし現在の職場でデータに触れる機会があるなら、自ら進んでデータの集計や分析を提案してみるのも素晴らしいアプローチです。
実践で得た気づきや分析結果は、面接の場であなたの課題解決能力を具体的に伝える材料になります。学んだ知識を「知っている」状態から「使える」状態へと引き上げることで、データサイエンティストとしてのキャリアが本格的にスタートします。
| 学習ステップ | 実施する内容の具体例 | 期待できる成果 |
|---|---|---|
| 基礎知識の学習 | Pythonの基本構文の理解や統計学の基礎を学ぶ | データを扱うための基本的な土台ができる |
| 資格の取得 | データ分析や統計に関連する資格試験に挑戦する | 客観的なスキル証明と知識の体系化ができる |
| 実践経験の蓄積 | コンペティションへの参加やポートフォリオの作成 | 実務で通用する課題解決能力が身につく |


未経験からデータサイエンティストを目指す際、履歴書に書ける資格を持っていることは大きな武器となります。
数ある資格の中でも、特に実務への関連性が高く、業界内で認知度のあるものを厳選して紹介します。自分の現在のスキルレベルに合わせて、挑戦する資格を選んでみてください。
データサイエンティスト検定のリテラシーレベル、通称DS検定は、データサイエンス初学者におすすめの資格です。
従来はデータサイエンス力、データエンジニアリング力、ビジネス力の3領域から出題されていましたが、2025年に改訂された「スキルチェックリストver.6」に基づき、第13回試験(2026年6月実施)から出題範囲が変更されました。変更後は基盤、データサイエンス、データエンジニアリング、価値創造の4カテゴリから出題されます。
この資格の学習を通じて、データサイエンティストに求められる知識の全体像を広く浅く把握することができます。これから学習を始める方が、最初の目標として設定するのに非常に適した試験です。AIやデータ分析に関わる法律や倫理といった、実務で直面することの多い重要なテーマも出題範囲に含まれています。
DS検定に合格することで、データ活用プロジェクトに参加するための基礎的なリテラシーが備わっていることを証明できます。
参考:DS検定® ★ データサイエンティスト検定™ リテラシーレベル|一般社団法人データサイエンティスト協会
統計検定は、データの客観的な分析や科学的な問題解決能力を評価する全国統一の試験です。データサイエンスの根幹をなす統計学の理解度を測るための資格として、多くの企業から高く評価されています。
レベルが分かれているため、初学者は基礎的な内容を問う3級や4級から始め、徐々にステップアップすることが可能です。データサイエンティストとして実務で活躍するためには、大学の教養課程レベルの知識が問われる統計検定2級の取得が一つの目安となります。
数式や確率の計算だけでなく、実際のデータをどのように解釈するかという実践的な視点も求められます。統計学の理論をしっかりと理解しておくことで、分析結果に対する説得力が大幅に向上します。
参考:統計検定:Japan Statistical Society Certificate
Python 3 エンジニア認定データ分析試験は、Pythonを使ったデータ分析の基礎的なスキルを測る資格です。
データ分析で頻繁に使用されるライブラリの使い方や、データの読み込み、加工、グラフによる可視化などの操作方法が問われます。プログラミング言語としてのPythonの文法を理解したあとに挑戦する試験として適しています。
この試験の学習を通じて、実務で頻繁に使用するコードの書き方や処理の手順を効率よく身につけることができます。エンジニアとしての基礎力を証明する資格であるため、IT業界への転職活動において採用担当者の目を引く材料となります。データエンジニアリングのスキルを伸ばしたい方に特におすすめの資格です。
参考:Python 3 エンジニア認定データ分析試験 | Pythonエンジニア認定試験 | Odyssey CBT | オデッセイ コミュニケーションズ
| 資格名 | 出題される主な内容 | この資格がおすすめな人 |
|---|---|---|
| データサイエンティスト検定 | データサイエンスに必要な基礎スキル全般 | 知識の全体像を把握したい初学者 |
| 統計検定 | 統計学の理論とデータの科学的な解釈 | 数値やデータの裏付けを正しく理解したい人 |
| Python 3 データ分析試験 | Pythonのライブラリを活用したデータ処理 | プログラミングによる分析スキルを証明したい人 |

データサイエンティストのスキルが、実際のビジネスの現場でどのように活用されているのかを知ることは重要です。具体的な事例を把握することで、自分が将来どのような価値を提供できるのかが明確になります。企業がどのような課題を抱え、データをどう使っているのかを見ていきましょう。
一般社団法人データサイエンティスト協会のスキルチェックリストでは、実務における具体的な要件が細かく定義されています。例えば、データの背景を理解してビジネス上の課題を定義する力や、適切な分析手法を設計する力が求められています。
企業は単なる技術者ではなく、現場の課題を自律的に発見し、解決に向けた道筋を描ける人材を必要としています。実務の現場では、集めたデータに偏りがないかを検証し、分析結果から具体的な行動計画を提案する一連のプロセスを担当します。AIモデルを開発する際にも、倫理的な問題や情報セキュリティのリスクに配慮しながらシステムを構築することが求められます。
これらの要件を満たすことで、企業の成長をデータという確かな根拠で支える重要なポジションを担うことができます。
| 実務のフェーズ | データサイエンティストに求められる具体的な役割 |
|---|---|
| 課題の定義 | 現場の状況をヒアリングし解決すべき問題を明確にする |
| データの分析 | 適切な手法を用いてデータから傾向や規則性を抽出する |
| 施策の立案 | 分析結果をもとに具体的なアクションプランを提案する |
参考:2025年度版「データサイエンティスト スキルチェックリストver.6」を発表ニュース|一般社団法人データサイエンティスト協会
当社は、2026年10月27日に、当社が利用する求人情報サービスに掲載されていたAIエンジニア・データサイエンティスト職の求人299件について、求人票の応募条件を確認しました。その結果、64件(21.4%)は、未経験者も応募可能と判断できました。
この調査には、データサイエンティスト職だけでなく、AIエンジニア職の求人も含まれます。データサイエンティスト職のみの件数ではありません。また、当社が利用する求人情報サービスに掲載されていた求人に限った調査で、市場全体の未経験歓迎率ではありません。
64件のすべてが、IT業界・データ分析業務ともに未経験の方向けとは限りません。また、応募可能と判断できたことは、採用される可能性が高いという意味ではありません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 調査日 | 2026年10月27日 |
| 調査対象 | 当社が利用する求人情報サービスに掲載されていた、AIエンジニア・データサイエンティスト職の求人 |
| 確認した求人 | 299件 |
| 未経験者も応募可能と判断した求人 | 64件 |
| 割合 | 21.4%(64件 ÷ 299件) |
| 調査方法 | 「未経験歓迎」という検索条件でのヒット件数ではなく、求人票の応募条件を確認して判断 |
| 未経験の判断 | 当社が求人票に記載された応募条件を確認し、未経験者も応募可能と判断した求人を集計しました。なお、未経験の範囲や必要なスキルは求人ごとに異なります。 |
| 注意 | AIエンジニア職を含みます。データサイエンティスト職のみの件数、市場全体の未経験歓迎率ではありません。64件のすべてが完全未経験者向けとは限りません。求人票の本文・企業名は掲載していません |
当社が掲載している求人は、2026年10月27日時点で134件です。このうち、職種名に「データサイエンティスト」を含む求人は3件で、いずれも職種名に「未経験」の記載があります(うち1件は2027年卒向けです)。データエンジニアやAIエンジニア、BIエンジニアなど、データ関連の職種まで含めると8件です。
件数は掲載状況によって変わります。また、「未経験歓迎」と書かれていても、求められる経験やスキルは求人ごとに異なります。求人票では、次の点を確認します。
| 確認する項目 | 見るポイント |
|---|---|
| 未経験の定義 | IT業界の未経験のみを指すのか、データ分析業務の経験も不問なのか |
| 必須スキル | Python・SQL・統計が、どの水準で求められているか |
| 研修制度 | 研修の有無と、期間・内容 |
| 業務内容 | データ分析が中心か、データ基盤の構築や開発が中心か |
| 年収・勤務地 | 想定年収の幅と、勤務地・働き方 |
当社からのアドバイス(調査結果ではありません):未経験からデータサイエンティストの求人に応募するまでに、次の順で進めます。
未経験からデータサイエンティストを目指したい方へ
現在の経験・スキルから、直接応募できる求人があるか、別のIT職種を経由すべきかを、一緒に整理します。経験や希望をお聞きして、無料で相談できます(オンライン・60分)。
日程を選んで無料相談を予約するデータサイエンティストを目指す過程で、多くの人が抱く共通の疑問や不安があります。学習を本格的に始める前に、気になるポイントを整理して不安を解消しておきましょう。
ここでは、代表的な質問に対する回答を詳しく解説します。
論理的に物事を考え、地道な作業を粘り強く続けられる人がデータサイエンティストに向いています。
データ分析の現場では、データの前処理と呼ばれるデータの整形やクリーニング作業に多くの時間を費やします。エラーや想定外の数値が出たときにも、原因を一つひとつ探り当てていく根気強さが求められます。
また、知的好奇心が旺盛で新しい技術を学ぶことが好きな方にも適性があります。ITやAIの分野は技術の進歩が非常に早いため、最新のトレンドや分析手法を継続的にキャッチアップする姿勢が求められます。
ビジネスの仕組みに興味を持ち、相手の意図を汲み取ってコミュニケーションができる方も、現場で重宝される存在となります。
未経験からデータサイエンティストの基礎的な知識を身につけるには、およそ半年から1年程度の学習期間を見込んでおく必要があります。プログラミングや統計学の基礎を理解するまでに数ヶ月かかり、そこから実践的な分析やポートフォリオの作成に進むことになるためです。
現在の知識レベルや一日に確保できる学習時間によって、必要な期間は大きく変動します。短期間で一気に詰め込むよりも、毎日少しずつでも継続してデータに触れる習慣をつけることが大切です。
まずは3ヶ月間、Pythonの基礎と統計検定3級の取得を目標にして学習をスタートさせてみてください。定期的に自分の成長を振り返りながら学習を進めることで、着実にデータサイエンティストへの道を歩むことができます。
| 向いている人の特徴 | 学習を進める上でのポイント |
|---|---|
| 論理的な思考ができる | なぜその結果になったのかプロセスを言語化する |
| 地道な作業が苦にならない | エラー解決の過程を楽しみながら取り組む |
| 新しい知識を学ぶのが好き | 最新の技術やビジネスニュースに日頃から触れる |
当社の集計(2025年1月〜2026年10月)では、データサイエンティスト職への入社が決まった31名のうち21名が、IT業界・データ分析業務ともに未経験でした。ただし、これは入社が決まった方の内訳で、未経験の方が転職できる確率を示すものではありません。求人ごとに求められる経験は異なるため、募集要項で必須スキルを確認することが大切です。
当社の集計には、学部や文理の項目がないため、このデータからは言えません。一般には、統計学・Python・SQLなどを学ぶことでスキルを補う方法が紹介されています。
求人票を数件読み、必須スキルと歓迎スキルを書き出すところから始めます。そのうえで、Pythonと統計の基礎を学び、小さな分析を1つ行って成果をまとめます。進め方は、この記事の「応募までの6ステップ」を参照してください。
はい、無料でご相談いただけます。いまの経験から、直接応募できる求人があるか、別の職種を経由するかを一緒に整理します。日程は予約ページから選べます。
この記事の要点
データサイエンティストへの道のりは平坦ではありませんが、今日から着実に学習を継続すればキャリアの選択肢は大きく広がるはずです。

この記事の内容をふまえて、自分の場合はどうなのかを知りたい方は、キャリアカンパニーの無料相談をご利用ください。経験や希望に合わせて、キャリアアドバイザーがご相談に対応します。
アドバイザー
百瀬将悟
大学卒業後、不動産会社に入社。その後、求人広告営業・キャリアアドバイザーを経験。現在は両面型のアドバイザーとIT企業の採用コンサルティングに従事。
採用と転職市場の両方を理解している点を強みとし、「市場価値を高めながら活躍できるエンジニア」になるためのを転職サポート。