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エンジニアとして働く中で、やりがいを感じる瞬間や、逆に仕事がつまらないと感じることは誰にでもあります。急速に技術が発展するIT業界は、業務が忙しくやりがいを感じられないのではと、ネガティブなイメージを持つエンジニアも。
本記事ではエンジニアがやりがいを感じる瞬間と、つまらないと感じたときの対処法について詳しく解説します。
ITエンジニアは、さまざまな分野や新しい技術にチャレンジできる職種です。業務への楽しさを感じるときは人によって異なるものの、多くのエンジニアがやりがいを感じられたという瞬間は次の5つ。
さっそく一つずつ確認していきましょう。
たむら先輩は、初めて自分で作ったプログラムが動いたとき、どんな気持ちでした?
動いて良かった!という安堵と、やり遂げられた達成感の気持ちだったよ。
エンジニアにとって、自分が手掛けたシステムやプログラムが無事完成し、予定通りに動作した瞬間は大きな達成感が得られます。特に複雑な問題を解決して思い通りに実現できたときは、自分の成長も感じられて喜びも大きなものでしょう。
試行錯誤の末にシステムが動作したという達成感は、次のプロジェクトへのモチベーションにもつながります。
先日、クライアントから直接お礼のメールをいただき、とても励みになりました。
直接お礼をもらえると、自分の努力や技術が確実に役立っていると感じられるよね。
開発したシステムやプロジェクトがクライアントのビジネスに貢献し、感謝の言葉をいただいたときの喜びは、何物にも代えがたいものです。クライアントからの評価は、直接フィードバックしてもらうケースもあれば、上司から教えてもらうケースもあります。
フィードバックはキャリアの形成にも大きな影響を与えます。ポジティブな評価は自己肯定感を高めると同時に、今後のプロジェクトに対する自信にもなるでしょう。
自分の携わったプロジェクトや製品が、業界内やメディアに取り上げられ話題となったときに、やりがいを感じられた人も多いです。自分の技術がクライアントだけでなく社会の役に立ったと感じた際、エンジニアとして誇りを感じられるでしょう。
日常的に利用されるECサイトやSNSなどのWebサービスや、開発したアプリが身近で利用されていたと知り、エンジニアとしての自信につながった人も多くいました。
以前参加したプロジェクトが雑誌で特集されたときは、本当に誇らしかったよ。
自分の仕事が多くの人に知ってもらえるのは嬉しいですね。
エンジニアはチームとして、チームメンバーと協力し業務を遂行します。チーム一丸となり、目標を達成したときの連帯感や達成感は、自分のやりがいにもつながります。
それぞれの得意分野を発揮して一つのプロジェクトを遂行していくのは、チームワークの大切さを感じられる瞬間かもしれません。
今回のプロジェクト、チーム全員で協力して乗り越えられて良かったです。
そうだね。みんなでプロジェクトを進めるって心強い環境だと思う。
日々の学習やスキルアップの努力が実を結び、業務でその成果を発揮できたとき、自身の成長を実感できます。新しい技術を習得し、それがプロジェクトの成功につながると、エンジニアとしてのやりがいを感じられるでしょう。
最近、新しいプログラミング言語を学んでプロジェクトに活かせたとき、自分の成長を感じたよ。
私も見習って、もっと勉強しないといけませんね。
エンジニアはやりがいを感じる一方で、乗り越えるのが大変なシーンも多いようです。ここからはエンジニアが大変だと思った具体的なシーンをご紹介します。
納期が迫っていて毎日が大変です。
どうしても納期が大変なプロジェクトはあるよね。でも無理せず、適度に休憩を取ることも大切だよ。
エンジニアが携わるプロジェクトの中には、タイトなスケジュールで作業しなければならないケースも少なくありません。特に納期が差し迫っている時期にクライアントから追加要望や、仕様変更の相談があると無理なスケジュールを組まなければならないときも。
優先順位を意識しつつミスなく成果物を納品するのは、エンジニアにとって非常にプレッシャーが大きいでしょう。
以前のプロジェクトでは、納期前に残業が続いたことがあったけど、チームで協力して乗り切ったよ。
チームワークが強化されるケースもあるんですね。
参画するプロジェクトや企業の文化によっては、残業や休日出勤が増える場合もあります。特にプロダクトのリリース直前は残業になりやすく、ワークライフバランスが崩れてしまうことも。
モチベーションの低下にもつながりかねないので、1人で抱え込まずに周りの人にサポートをお願いするのも大切です。
新しい技術がどんどん出てきて追いつけるか心配です…
ここ数年は特に進歩が早いもんね。でも焦らず、興味のある技術から少しずつでも学び続ければ大丈夫だよ!
IT業界は技術の進歩が早く、エンジニアは常に新しい知識やスキルを習得し続ける必要があります。やりがいを感じているうちは、新しい技術を学ぶ楽しさもありますが、業務量が増えてくると勉強し続けるのは辛いと感じるケースも多いです。
残業や休日出勤が多い職場や納期に追われ続ける環境など、ポジションや会社に魅力を感じられない場合も。仕事のやりがいを感じる瞬間はあるものの、このまま今の環境で続けていいのか悩むときもあるでしょう。
ここからは、エンジニアが現在のポジションや会社に魅力を感じられないときの対処法を5つ紹介します。
最近、仕事が単調に感じていて…。
そんなときこそ、興味のある技術を学んでみるのがいいよ。新しいことに挑戦すると気持ちがリフレッシュするから。
やりがいを見失ったとき、まず自分のスキルを磨いてみるのがおすすめです。新しい言語やフレームワークを学んで専門性を高めると、業務に活かせるようになりやりがいを感じられるかもしれません。
伸ばすべきスキルがわからない場合は、コミュニケーション力や課題解消力など業務全般で活かせるソフトスキルを磨いてみるといいでしょう。
周りに相談できる人がいなくて、悩むことも多いです。
技術系のイベントや勉強会への参加はどう?新しい仲間ができるし、モチベーションが上がるかもしれないよ。
同じ分野や興味を持つエンジニア仲間を作ると、困ったときに相談できたりアドバイスをもらったり、さまざまな刺激をもらえます。エンジニア同士で交流すれば、自分の経験や知識を議論する楽しさが生まれるはずです。
また別の分野であっても、情報交換の場を設けると最新技術の知見や発見があるかもしれません。
最近、機械学習を勉強し始めたよ。新しい分野に挑戦すると、新鮮な気持ちで学べるよね!
私も気になっている技術に挑戦してみます!
エンジニアとしてさらに活躍したい、もっとやりがいを感じたいと思っているなら、資格取得やAIなどのトレンド技術を学んでみるのがおすすめです。特にトレンド技術の習得は、スキルの多様化や年収アップにつながりやすく、将来的に転職を検討する場合にも有効な手段です。
ITは進歩の早い分野ですが、需要の高いAIやクラウド技術にチャレンジすることで視野を広げられるかもしれません。
今の職場が合っていないケースもあるんでしょうか……。
無理して続けるより、環境を変えることを考えてみるのも手だよ。
どうしても今の環境でやりがいを感じられない場合は、思い切って転職を考えるのも選択肢の一つです。
似た業務でも環境が変わるだけでやりがいを感じられるケースも多く、自分にあった企業文化やプロジェクトに出会えるかもしれません。
たとえば、SIerとして活躍していたのであれば自社開発案件に携わってみたり、Web系開発にチャレンジしてみたり、異なる環境へ飛び込むと大きなやりがいにつながる可能性があります。
フリーランスエンジニアって大変そうなイメージが強いです。
責任は増えるけど、自分で仕事を選べる自由が魅力だよ!
自由度が高い反面、自己管理能力が求められますが、ワークライフバランスの整った働き方ややりがいを感じられる案件に携われる可能性が高くなります。エンジニアとしてある程度スキルが身についてきたら、フリーランスの働き方も視野にいれておくとよいでしょう。
エンジニアとしてやりがいを見つけるには、新しい技術やスキル習得への挑戦や、環境の変化が必要です。今の仕事にやりがいを感じられない場合は、先輩やエンジニア仲間に相談・転職活動をするなど、実際に行動をしてみましょう。
たとえば、自身の市場価値を確認するために、転職エージェントに相談するのもおすすめです。エンジニア案件に特化したキャリアカンパニーなら、自分のスキルや求める環境に適した案件を紹介してもらえます。
今の環境にやりがいが感じられない場合は、ぜひ一度キャリアカンパニーの無料相談をご活用ください。