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SESはもう辞めたい!後悔しないための円満退職の手順と次のキャリアプランを解説

SESを辞めたい!よくある悩み・転職先・後悔しないためのポイントと相談先を紹介

SES(システムエンジニアリングサービス)で働く中で、「このままでいいのかな」「将来に不安がある」と感じていませんか。

本記事では、SESを辞めたいと悩む方によくある理由や転職後のキャリアの選択肢、スムーズな退職のポイント、転職成功のコツまで、未経験者にも分かりやすく丁寧に解説します。

SESを辞めたいと感じる、よくある理由

SES(システムエンジニアリングサービス)という働き方は、多様な現場を経験できるメリットがある一方で、その特殊な契約形態から多くのエンジニアが悩みを抱えています。なぜ多くの人が「SESを辞めたい」と感じるのでしょうか。まずは、その代表的な理由を掘り下げていきましょう。ご自身の状況と照らし合わせながら、気持ちを整理してみてください。

給与が上がりにくく将来性が見えない

SES業界は多重下請け構造になっていることが多く、上位の企業から仕事を受けるたびに中間マージンが発生します。その結果、末端で働くエンジニアの給与が低く抑えられがちです。

また、評価制度が不明確な企業も少なくなく、現場での頑張りが正当に評価されず、給与に反映されにくいという不満もよく聞かれます。このような状況から、将来的な年収アップが見込めず、キャリアの先行きに不安を感じてしまうのです。

働き方の種類年収が上がりにくい理由
SES多重下請け構造による中間マージンの発生。評価制度が不明確な場合がある。
自社開発企業の業績や個人の成果が直接給与に反映されやすい。
SIerプロジェクトの規模や上流工程への関与度に応じて給与水準が高くなる傾向がある。

望むスキルが身につかずキャリアが停滞する

SESでは、参画するプロジェクトによって担当業務が大きく変わります。必ずしも自分が望む技術や開発工程に携われるとは限りません。

時には、テストや運用・保守といった下流工程の業務や、専門性を必要としない単純作業が続くこともあります。その結果、新しいスキルを習得する機会が得られず、エンジニアとしての市場価値が高まらないことに焦りを感じ、「このままではキャリアが停滞してしまう」という危機感から転職を考えるようになります。

プロジェクトが変わり職場環境が安定しない

SESの大きな特徴として、プロジェクト単位で勤務先が変わることが挙げられます。数ヶ月から数年単位で職場が変わり、その都度新しい人間関係を築き、現場のルールに適応しなければなりません。こうした環境の変化は、人によっては大きなストレスとなります。また、常駐先では「外部の人間」として扱われることもあり、孤独感や疎外感を抱えやすいのも事実です。

腰を据えて働ける安定した環境を求める人にとっては、大きなデメリットと感じられるでしょう。

自社への帰属意識が持てず孤独を感じる

客先常駐が基本となるため、自社のオフィスに出社する機会はほとんどありません。自社の上司や同僚と顔を合わせる機会が少ないため、会社の一員であるという意識、いわゆる帰属意識が薄れがちになります。業務上の悩みやキャリアに関する相談をしたくても、気軽に話せる相手が近くにおらず、一人で問題を抱え込んでしまうケースも少なくありません。

このような孤独感が、仕事へのモチベーション低下につながり、退職を考えるきっかけとなるのです。

裁量権が小さく仕事にやりがいを感じにくい

SESでは、常駐先の指示に従って業務を進めるのが基本です。

特に下流工程を担当する場合、決められた仕様通りに作業を進めることが求められ、自身のアイデアを活かしたり、主体的に業務改善を提案したりする機会は限られます。自分の仕事が最終的な製品やサービスにどう貢献しているのか実感しにくく、達成感を得にくいと感じる人もいます。裁量権が小さく、ルーチンワークが多い環境では、仕事に対するやりがいを見出すのが難しくなってしまうのです。

【関連記事】【完全解説】SESは本当にやめとけ?未経験者が知るべき事実とキャリア戦略

SESを辞めて転職|期待できる変化とメリット

SESから転職した多くの方が、以下のような前向きな変化を実感しています。

  • 年収や待遇が改善し、生活にゆとりが生まれる
  • ワークライフバランスが整い、プライベートの時間が増える
  • スキルアップや新しいチャレンジができる環境に出会える
  • 正当に評価される職場でやりがいを感じられる
  • 将来のキャリアの選択肢が広がる

転職によって、仕事や生活にどんな変化があるのか気になる方も多いと思います。自分に合った環境を見つけることで、毎日の働き方や気持ちにも前向きな変化が期待できるでしょう。

「自分にできるか不安」「キャリアの不安や悩みを相談したい」「転職や現場選びで失敗したくない」方は、キャリアカンパニーのキャリア相談をご利用ください。

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SESを辞めた後に選べるキャリアの道

「SESを辞めたら次はどうすればいいの?」と不安に感じている方も多いかもしれません。実際、SESからの転職先にはさまざまな選択肢がありますが、自身のスキルレベルや経験に合った道を選ぶことが、後悔しないキャリア形成の鍵です。

自社開発企業

自社サービスや自社プロダクトの開発に継続的に関わる働き方。長期的にひとつのプロダクトに関わりたい方に人気です。

求められるスキル: 設計〜実装〜運用保守の一連の開発経験、技術選定やチーム開発への理解などが求められる傾向が強く、微経験レベルや実務未経験では選考通過が難しいのが実情です。

受託開発企業

顧客の依頼に基づいてシステムやアプリケーションを受託開発するスタイル。多様な業界の案件に関われる点が魅力です。

求められるスキル: 要件定義や顧客折衝、開発スピードへの対応力などが問われるため、ある程度の実務経験や技術力が必要とされます。

社内SE

自社の業務システムやインフラの管理・改善を担うポジション。安定志向の方やワークライフバランス重視の方に人気です。

求められるスキル: ユーザー部門との調整力、セキュリティやネットワークの基礎知識、インフラや業務改善の実務経験が求められ、未経験・微経験からの転職は難易度が高めです。

SIer(システムインテグレーター)

大規模案件や上流工程に関われる可能性があり、より高度な開発やマネジメントを目指す方に向いています。

こんな人におすすめ: 設計や進行管理、顧客対応の経験を積みたい方。SES経験を活かしてキャリアアップを目指しやすいフィールドでもあります。

【関連記事】未経験からSIerへ転職!IT業界の働き方とキャリアパス完全ガイド

フリーランス

自由な働き方が可能ですが、自己管理能力と営業力が必須一定の技術力と実績がないと安定した受注は難しいです。

向いている人: 自主的に動ける方、スキルに自信があり、自ら案件を獲得したい方。

【関連記事】フリーランスエンジニアはきつい?厳しいと言われる理由と現実を紹介

優良SES企業への転職

同じSESでも、案件の選択権がある、待遇が明確、教育・サポート体制が整っているなど、働きやすい環境を提供している企業もあります。

こんな人におすすめ:「今のSES環境に不満がある」「成長できる現場で働きたい」という方。未経験〜微経験でも現実的に目指せる、堅実な選択肢です。

「自社開発企業」「受託開発企業」「社内SE」は魅力的な選択肢に見えますが、いずれも実務経験が重視されるため、微経験者レベルにはハードルが高いのが実情です。そのため、まずはスキルアップやキャリア形成の土台づくりを目的に、「優良SES」や「SIer」への転職を検討することが、より堅実なキャリア戦略といえます。

実際に、SESという働き方の中で自分のスキルを伸ばし、理想のキャリアを築いている方もいます。以下のインタビューでは自分に合った環境を選び、キャリアを切り拓いてきたリアルな事例が紹介されています。

どのような環境で、どのように成長してきたのか、転職活動を考えるうえでのヒントや、自分に合った道を見つけるきっかけにもなるはずです。理想ばかりを追いすぎず、自分の現状に合った現実的なステップを選ぶことが、後悔のないキャリア選びの第一歩になります。

トラブル回避!円満にSESを辞めるための手順

退職の意思を固めたら、次はいよいよ実行に移す段階です。しかし、辞め方を間違えると、会社や常駐先に迷惑をかけ、思わぬトラブルに発展する可能性があります。お世話になった会社との関係を良好に保ち、気持ちよく次のキャリアへ進むために、円満退職のための正しい手順とマナーをしっかりと押さえておきましょう。

手順1:就業規則で退職ルールを確認する

退職の意思を伝える前に、まずは自社の就業規則を確認しましょう。

就業規則には、「退職の申し出は退職希望日の1ヶ月前までに行う」といった、退職に関するルールが定められています。法律上は2週間前の申し出で退職可能ですが、円満退職を目指すのであれば、会社のルールに従うのが基本です。後任者の選定や業務の引き継ぎに必要な期間を考慮し、余裕を持ったスケジュールを立てることが重要です。

手順2:転職先の内定を得てから退職を伝える

退職の意思を伝えた後に転職活動を始めると、もし転職先がなかなか決まらなかった場合に焦りが生じ、妥協した転職をしてしまうリスクがあります。経済的な不安や精神的なプレッシャーを避けるためにも、必ず次の転職先から内定を得てから、現在の会社に退職の意思を伝えるようにしましょう。次のキャリアが決まっていることで、会社からの引き止めにも冷静に対応でき、退職交渉をスムーズに進めることができます。

退職交渉のポイント理由
退職理由はポジティブに伝える「スキルアップしたい」など前向きな理由を伝えることで、会社も納得しやすい。
退職の意思が固いことを示す曖昧な態度では引き止めにあいやすいため、感謝の意を伝えつつも、決意は揺るがないことを明確に伝える。
常駐先には伝えない退職の意思は、まず自社の直属の上司に伝えるのが筋です。先に常駐先に伝えると、会社間のトラブルに発展する可能性がある。

手順3:直属の上司に直接退職の意思を伝える

退職の意思は、まず直属の上司に直接、口頭で伝えるのが社会人としてのマナーです。

メールや電話で済ませるのではなく、必ずアポイントを取り、対面で話す時間をもらいましょう。その際は、「ご相談したいことがあります」といった形で切り出し、感謝の気持ちと共に退職の意思を伝えます。常駐先にいる場合は、自社の営業担当者が直属の上司にあたるケースが多いです。誰に最初に伝えるべきか、指揮命令系統を事前に確認しておきましょう。

手順4:十分な期間を設けて引き継ぎを行う

退職日が決まったら、後任者への引き継ぎを責任を持って行いましょう。担当していた業務内容や進捗状況、注意点などをまとめた資料を作成し、後任者がスムーズに業務を開始できるよう、丁寧な引き継ぎを心がけます。十分な引き継ぎ期間を設けることで、あなたが退職した後に現場が混乱するのを防ぎ、会社や常駐先への迷惑を最小限に抑えることができます。「立つ鳥跡を濁さず」の精神で、最後まで誠実に対応することが、円満退職の鍵となります。

転職を成功させるための準備とポイント

納得できる転職を実現するためには、事前の準備がとても大切です。ここでは、自分の経験やスキルの整理方法、自己PRの作り方、そしてキャリアプランの考え方まで、転職活動を有利に進めるための具体的なポイントをご紹介します。

なぜ辞めたいのか理由を具体的に整理する

まずは、「なぜ自分はSESを辞めたいのか」その理由を紙に書き出すなどして具体的に整理しましょう。「給与が低い」「スキルが身につかない」「人間関係が辛い」など、漠然とした不満を深掘りし、何が一番の要因なのかを明確にすることが大切です。

理由を客観的に分析することで、次の職場で何を求めるべきか、転職の軸がはっきりと見えてきます。この自己分析が、転職活動の成功を左右する最初の重要なステップとなります。

自分の経験やスキルの棚卸し

転職活動を始める際は、これまでの経験や身につけたスキルを一度整理してみましょう。どんな業務に携わってきたか、どんな成果を出したかを振り返ることで、自分の強みやアピールポイントが明確になります。

未経験の職種に挑戦する場合も、これまでの経験がどのように活かせるかを考えてみることが大切です。

ポートフォリオや自己PRのまとめ方

エンジニアの場合は、実際に関わったプロジェクトや成果物をまとめたポートフォリオがあると、転職活動で大きな武器になります。未経験の場合でも、学習した内容や自主制作したものをまとめておくと、意欲や成長力をアピールできます。

また、自己PRでは「なぜ転職したいのか」「どんな働き方をしたいのか」を具体的に伝えられるように準備しておきましょう。

キャリアプランや希望条件の考え方

転職活動を進める前に、「どんなキャリアを目指したいか」「どんな働き方をしたいか」など、自分の将来像や希望条件を考えましょう。年収や勤務地、働き方、身につけたいスキルなど、優先順位を整理しておくことで、ミスマッチのない転職先選びにつながります。

転職エージェント活用のすすめ

転職活動を一人で進めるのが不安な方や、より良い環境を目指したい方には、転職エージェントの活用が効果的です。

  • 非公開求人や優良企業の紹介
  • 履歴書・職務経歴書の添削や面接対策
  • キャリアプランや転職の悩み相談

未経験からIT業界を目指す方や、キャリアチェンジに迷っている方も安心して利用できます。自分一人では気づかなかった強みや可能性を引き出してくれるので、より納得のいく転職を実現したい方は、ぜひエージェントのサポートを活用してみてください。

IT業界で自分らしい働き方やキャリアを築くためには、正しい情報収集と戦略的なプランニングが欠かせません。あなたの強みや希望に合わせた最適なキャリア設計を、経験豊富なプロと一緒に考えてみませんか?

最適なキャリアプランを一緒に見つけましょう!

転職に悩んだらまずキャリアカンパニーに相談を

SESを辞めたい、転職したいと感じたときは、一人で悩みを抱え込まず、まずは信頼できるキャリア相談先に話してみることが大切です。自分の現状や将来への不安、希望する働き方について整理し、専門家と一緒に考えることで、新しい一歩を踏み出す勇気が湧いてきます。

キャリアカンパニーでは、未経験の方やキャリアチェンジを目指す方にも寄り添い、あなたに合ったキャリアプランや転職先を一緒に探します。無理な転職の押し付けや過度な成功例の押しつけはせず、現実的なアドバイスで安心して相談できる環境を大切にしています。

「自分に合った働き方を見つけたい」「今の悩みを整理したい」と感じたら、ぜひ一度ご相談ください。あなたのITキャリアの成長を、親身にサポートします。

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この記事の監修者
岩木 駿 プロフィール写真

アドバイザー

岩木 駿

大学卒業後、新卒でIT企業に入社。開発エンジニアとして3年間様々な開発に携わる。自身の開発エンジニアの経験を基に現在は両面型のアドバイザーとして従事。
採用とエンジニアの現場事情の両方を理解している点を武器に、エンジニアとしての長期成長叶える為のサポートを提供。

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