
目次
求人票で見かけるSIer(エスアイヤー)って何だろう?
IT業界に興味はあるけど、未経験でも大丈夫?
このような疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。この記事では、IT業界に興味を持つ未経験者の方にもわかりやすく、SIerの基本から仕事内容までをシンプルに解説します。
SIer(エスアイヤー)とは、「システムインテグレーター(System Integrator)」の略称で、企業の業務システム開発を設計から運用まで一貫して請け負う専門企業です。お客様の要望を聞き取り、最適なシステムを提案・構築する「システムのフルオーダーメイド専門店」として機能します。IT業界未経験者でも挑戦しやすく、体系的な研修制度で着実にスキルアップできる環境が整っているのが特徴です。
SIerは「エスアイヤー」と読み、「システムインテグレーター(System Integrator)」の略称です。システムインテグレーターとは、企業が抱える様々なIT課題を解決するため、システム全体の設計・構築・運用を一貫して担う専門企業を指します。
例えば、スーパーマーケットがレジや在庫管理、顧客管理などを統合したシステムを導入したい場合、SIerは業務フローの分析から始まり、最適なシステム設計、プログラム開発、導入後の運用保守まで全工程を担当します。
単なるソフトウェア開発会社とは異なり、SIerはお客様の業務を深く理解し、技術的な解決策を提案する「ITコンサルティング機能を持つシステム開発のプロフェッショナル」といえるでしょう。
「システムインテグレーション」という言葉は少し難しく感じるかもしれませんが、「システムの統合・まとめ上げ」と考えるとわかりやすいでしょう。
企業で使うシステムは、データベースやネットワーク設備、セキュリティ対策、様々なソフトウェアなど、多くの部品から成り立っています。これらバラバラの部品を上手に組み合わせて、一つの使いやすいシステムにまとめ上げる作業が「システムインテグレーション」です。
例えるなら、家を建てるときに基礎工事、壁、屋根、水道、電気などを全てまとめて完成させるようなイメージです。SIerはその家の設計から施工まで全てを取り仕切る「総合建築会社」のような役割を果たします。
SIerは日本のIT業界の中核を担っており、業界全体の約4割を占める重要な存在です。NTTデータ、富士通、日立製作所などの大手企業が代表的なSIerとして、国内の大規模システム開発プロジェクトを数多く手がけています。
未経験者にとって魅力的なのは、SIerの参入しやすさです。IT系求人の約30%が「未経験可」とされ、大手SIerでは文系・理系を問わず採用し、入社後の研修制度で必要なスキルを習得できる体制が整っています。また、IT業界の入口としても機能しており、ここでの経験を基に自社開発企業やコンサルティング、フリーランスなど多様なキャリアパスが開けます。
SIerでは金融、製造、医療など様々な業界のシステム開発に関わることで、プログラミングスキルに加えて業界知識やビジネススキルも同時に身につけることができます。また、インフラ構築からアプリケーション開発まで幅広い技術領域を経験できるため、総合的なITスキルの習得が可能です。
SIerでは具体的にどのような業務を担当するのでしょうか。
システム開発の全工程を経験できるSIerの仕事は、上流工程から下流工程まで段階的にスキルアップできる魅力があります。
未経験者がどこからスタートし、どのように成長していくのか、実際のプロジェクトの進め方とともに詳しく解説します。
SIerの仕事内容は「上流工程」と「下流工程」に分かれます。未経験者は主に下流工程からスタートします。
上流工程では、クライアントの要望をヒアリングし、システム設計を行います。「要件定義」や「基本設計」と呼ばれるこの作業では、漠然とした希望を具体的な仕様に変換します。例えば、ECサイト構築なら必要な機能やデータ管理方法を明確化します。
下流工程は実際のプログラミングやテストを担当します。未経験者はここから始め、「JavaでECサイトの検索機能を作る」などのコーディング作業を通じて経験を積んでいきます。
「上流工程」「下流工程」について詳しく解説しています。
SIerのプロジェクトは「ウォーターフォール型」と呼ばれる手法で進められることが多いです。これは「要件定義→設計→実装→テスト→運用」と段階的に進めていく方法で、大規模システム開発に適しています。最近では、柔軟性の高い「アジャイル開発」も増えていますが、基本的な流れはウォーターフォールがベースとなっています。
プロジェクトには様々な役割を持つ人々が関わります。「プロジェクトマネージャー(PM)」はプロジェクト全体の責任者で、予算・スケジュール・品質を管理します。「システムエンジニア(SE)」は設計を担当し、「プログラマー」は実際のコーディングを行います。未経験者は通常、プログラマーとしてスタートし、経験を積んでSEやPMへとステップアップしていくのが一般的なキャリアパスです。
チームでの連携が重要なSIerでは、コミュニケーション能力も大切です。「この機能はこう実装します」「このデータ構造で問題ないでしょうか」といった会話が日常的に交わされ、チーム全体でシステムの品質を高めていきます。
一口にSIerといっても、規模や組織形態によって働き方や特徴は大きく異なります。大手と中小、ユーザー系・メーカー系・独立系など、それぞれの違いを理解することで、自分に最適なSIer選びが可能になります。キャリア形成の観点から、各タイプのメリット・デメリットを整理してご紹介します。
SIer業界には「大手」と「中小」の区分があり、それぞれ特徴が異なります。大手SIerの代表格はNTTデータ、富士通、NEC、日立製作所、日本IBMなどで、「5大SIer」と呼ばれることもあります。これらの企業は国内最大級の開発案件を手がけ、社員数も数万人規模に達します。
大手SIerの最大の強みは教育研修制度の充実度です。未経験者向けに3~6ヶ月の集中研修を実施し、IT基礎からプログラミング、プロジェクト管理まで体系的に学べます。
中小SIerは社員数が数十~数百人規模で、特定業界や技術に特化していることが多いです。研修期間は短めですが、早期から実務経験を積める環境があります。
未経験者の選択として、体系的に基礎から学びたい方は大手、早く実践経験を積みたい方は中小が向いているでしょう。年収は大手の方が初任給は高い傾向にありますが、中小では実力次第で早期昇給の可能性もあります。
SIerは資本関係やビジネスモデルによって「ユーザー系」「メーカー系」「独立系」の3つに分類されます。
「ユーザー系SIer」は大手企業のIT部門が独立した企業で、親会社グループのシステム開発を主に担当します。みずほ情報総研(金融)やトヨタシステムズ(自動車)が代表例です。特定業界の専門知識が身につき、安定性も高いのが特徴です。
「メーカー系SIer」はハードウェアメーカーのシステム開発部門で、富士通、NEC、日立製作所などが該当します。自社製品を組み込んだシステム構築を得意とし、ハードとソフト両方の知識が身につきますが、自社製品採用が前提となるケースもあります。
「独立系SIer」は特定企業グループに属さず、様々なクライアントから案件を受注します。TIS、SCSK、CTCなどが代表的で、多様な業界の案件を経験できるのが魅力です。ただし受注競争が激しく、繁忙期の残業が多い傾向があります。
IT業界への転職を検討する際、「SIer」「SES」「自社開発」の違いがわからず迷う方も多いのではないでしょうか。それぞれのビジネスモデルや働き方の特徴を理解することで、未経験者にとって最適なキャリアの入口を選択できます。職種選びで失敗しないためのポイントを解説します。
ITエンジニアのキャリアを考える上で、SIerと混同されがちな「SES」と「自社開発」について理解しておきましょう。
「SES」(System Engineering Service)は、クライアント企業に常駐してシステム開発を行うビジネスモデルです。SIerが「案件」単位で受注するのに対し、SESは「人」単位で契約します。例えるなら、SIerが「家の建築を一括で請け負う工務店」なら、SESは「大工さんを派遣する人材会社」のような関係です。(関連記事:【完全解説】SESは本当にやめとけ?未経験者が知るべき事実とキャリア戦略)
「自社開発」企業は、自社のサービスやプロダクトを開発する企業です。楽天、サイバーエージェント、メルカリなどのIT企業がこれにあたります。SIerがクライアントの要望に応えてシステムを作るのに対し、自社開発はマーケットのニーズを見据えて自社サービスの開発・改善を行います。サービス開発に主体的に関われるのが魅力ですが、未経験者の採用はSIerやSESに比べると少ない傾向にあります。
違いを簡単にまとめると、SIerは「お客様のシステムを一括で開発」、SESは「お客様の開発チームに参画」、自社開発は「自社のサービスを開発」という特徴があります。
「未経験からITエンジニアを目指すなら、どの職種がいいの?」という質問をよく受けます。
結論から言うと、未経験への門戸は広がってはいるものの簡単ではありません。まずは、現在の自分が出来ることから始め、経験を積む中で自分の性格や目標に合わせて選ぶのがベストです。
SIerは体系的な教育環境が整っていることが多く、IT業界の基礎知識から実践的なスキルまで幅広く学べます。業界データによると、大手SIerの新卒採用における文系比率は約40%にも上ります。
SESは比較的入社のハードルが低く、様々なプロジェクトや企業で経験を積める可能性があります。ただし、教育体制はSIerに比べると手薄な場合もあるため、自己学習の姿勢が重要です。
どの道を選ぶにせよ、未経験者が最初に身につけておきたいのは、基本的なプログラミング知識とIT用語の理解です。転職活動の前に、JavaやPHPなどの言語や資格勉強に少しでも触っておくと、面接でも自信を持って臨めるでしょう。
未経験でもSIerで働けるの?何を準備すればいいの?
という疑問にお答えします。SIer各社が未経験者に求めるスキルや心構え、そして応募前にできる具体的な準備について、転職成功のためのロードマップとともにご紹介します。
結論から言うと、未経験者がSIerに入社する際に必須となるのは、必ずしも高度な技術力ではなく「学習意欲」と「コミュニケーション能力」です。
採用担当者とのやり取りの中で、プログラミングなどの技術スキルは入社後に教育するため、基本的な素養があれば十分という声をよく耳にします。
しかし、心構えとして大切なのは、継続的に学び続ける姿勢です。IT技術は日進月歩で変化するため、「一度覚えたら終わり」ということはありません。新しい技術やツールに常に興味を持ち、自ら学ぶ意欲がある人は、未経験からでも着実に成長していけるでしょう。
また、SIerの仕事は基本的にチームで行うため、「報告・連絡・相談」を適切に行える基本的なビジネススキルも重要です。クライアントとの折衝や社内での情報共有など、コミュニケーションの場面は多岐にわたります。技術力だけでなく、人間関係を円滑に構築できる力も意識して磨いていきましょう。
未経験からSIerへの就職・転職を成功させるために、応募前にできる具体的な準備を3つご紹介します。
まず1つ目は「基本的なIT知識やプログラミング経験を得ること」です。プログラミングスクールに通うのが理想的ですが、無料のオンライン講座でも十分に基礎は学べます。特にJavaやC#などのオブジェクト指向言語は、SIerでよく使われる言語なので、触れておくと面接でアピールポイントになります。
2つ目は「SIerの業界研究と企業分析」です。SIerと一言で言っても、先ほど解説したように様々な種類があります。自分が興味のある業界を扱うSIerや、教育制度が充実している企業を調べておくと、志望動機も具体的になります。
3つ目は「基本的なビジネスマナーと論理的思考力の強化」です。SIerはクライアントとの打ち合わせも多いため、基本的なビジネスマナーは必須です。また、システム設計には論理的思考力が欠かせないので、GMAT(ジーマット)のような論理問題集に取り組むのも効果的です。
SIerでの年収や働き方の実態はどうなっているのでしょうか。また、「SIerはやめとけ」という声もありますが、その真相とは?客観的なデータとともに、SIerで働くメリット・デメリット、未経験者が成長できる環境について率直に解説します。
SIerの年収や働き方について、具体的なデータを見ていきましょう。厚生労働省によると、SIer業界(情報サービス業)の平均年収は約457万円となっています。ただし、新卒・経験1-3年では300-400万円程度からスタートし、シニアエンジニアやマネージャーになると650万円以上と年収レンジに幅があるため、経験を積んで上流工程を担当することが年収アップの鍵となります。特に、プロジェクトマネージャー(PM)やITアーキテクトなどの上流工程担当者は、年収800万円を超えるケースも珍しくありません。
働き方については、プロジェクトの納期が近づくと残業が増える傾向がありますが、近年は働き方改革の影響もあり、多くのSIerで残業時間の削減や柔軟な勤務体系の導入が進んでいます。リモートワークの導入率も、コロナ禍を機に急速に高まっており、場所にとらわれない働き方が可能になっている企業も増えています。
SIerの大きな魅力は、数ヶ月にわたる集中研修を実施している企業が多く、未経験者でも着実にスキルアップできる環境が整っている点です。
また、実際のプロジェクトでは様々な業界の知識が身につけられるのも大きな強みです。金融、製造、流通、医療など、クライアントの業界知識と専門的なIT知識を同時に習得できることは、エンジニアとしての市場価値を高める上で非常に有利です。
さらに、SIerの強みの一つは「先輩社員から直接学べる環境」があることです。大規模なプロジェクトでは様々な立場のエンジニアが協働するため、先輩の仕事ぶりを間近で見て学べる機会が豊富です。「わからないことをすぐに質問できる環境」は、未経験者の成長スピードを大きく左右する重要な要素です。
インターネット上では「SIerはやめとけ」という声を目にすることがありますが、その理由と真相について客観的に解説します。
批判の主な理由として挙げられるのは「多重下請け構造による低単価案件」「古い技術しか使えない」「長時間労働」などです。実際には、「案件のレベル」「配属部署」「働く会社の文化」によって大きく状況が異なります。上流工程を担当できる部署であれば、クライアントと直接やりとりしながらやりがいのある仕事に携われますし、優良案件を多く持つSIerであれば、最新技術に触れる機会も豊富です。
重要なのは、入社前の企業研究と、入社後の自己成長への意欲です。消極的な理由でSIerを避けるのではなく、「どんな会社なら自分が成長できるか」という視点で選ぶことが大切です。SIerでの経験は、IT業界での幅広いキャリアの基盤となる貴重な財産になり得るのです。
DX推進やクラウド化が進む中、SIer業界の将来性はどうなのでしょうか。AI・IoT時代におけるSIerの役割の変化と、そこで求められるスキル、転職市場での価値について詳しく分析します。特にインフラエンジニアにとって重要となるクラウド技術の習得ポイントも解説します。
一部では「SIerの時代は終わった」という声も聞かれますが、実態はそう単純ではありません。SIer業界の将来性を理解するには、IT業界の変化と共に考える必要があります。
システムインテグレーション市場の市場規模そのものは拡大傾向にあります。特にDX(デジタルトランスフォーメーション)の波が加速する中、企業のIT投資は増加の一途をたどっています。
ただし、SIer業界も大きな変革期を迎えていることは事実です。従来型の「受託開発」から、クラウドサービスを組み合わせた「ソリューション提供」へとビジネスモデルがシフトしています。AWSやAzureなどのクラウドサービスの普及により、システム構築の手法も大きく変化しており、これらの新技術に対応できるSIerとそうでないSIerの二極化も進んでいます。
また、AIやIoT、ビッグデータなど新技術の登場により、専門的な知見を持つSIerの価値が高まっていると言えるでしょう。
SIerで働くことの大きな強みは、「技術スキル」と「ビジネススキル」の両方を実践的に習得できる点です。
技術面では、大規模システムの設計・開発経験が特に貴重です。データベース設計、システムアーキテクチャ、セキュリティ対策などのエンタープライズシステム特有の知識は、転職市場でも高い専門性として評価されます。
この経験は、クライアントとのコミュニケーション能力、プロジェクト管理スキル、課題解決力などのビジネススキル面も自然と養われます。これらは将来プロジェクトマネージャーやITコンサルタントへのキャリアアップにおいて大きな強みになります。
また、SIerでは様々な業界のシステム開発に関わるため、各業界の専門知識も蓄積されます。金融システムからは金融知識を、製造業システムからは製造プロセスの知識を得られるなど、「IT×業界知識」という独自の組み合わせがキャリアの選択肢を広げます。
クラウドサービスの普及はSIerにとって変革期ですが、危機であると同時に大きなチャンスでもあります。クラウド時代のSIerエンジニアに求められる強みは多岐にわたります。
最も重要なのが「マルチクラウド環境の設計・構築スキル」です。AWS、Azure、GCPなど複数のクラウドサービスを適材適所で組み合わせる知見は高度な専門性として評価され、2025年現在のクラウド関連資格保持者の年収は約586万円~900万円以上と高い水準です。
「レガシーシステムとクラウドの連携技術」も重要な強みです。多くの企業は一気にクラウド化するのではなく段階的に移行するため、従来型システムとクラウドサービス両方に精通したエンジニアの需要は高まっています。
さらに「セキュリティ」と「コンプライアンス」の知識も不可欠です。クラウド特有のセキュリティリスクや業界ごとの法規制対応は、クラウドベンダーだけでは解決できない課題であり、これらの専門知識を持つSIerエンジニアの価値は今後も高まり続けるでしょう。
SIerでの経験を活かして、どのようなキャリアを築いていけるのでしょうか。社内でのステップアップから、他業界・他職種への転職、フリーランス独立まで、多様な選択肢とそれぞれのメリットをご紹介します。効果的なスキルアップの方法や資格取得についても解説します。
SIerでのキャリアは、一般的に「プログラマー→システムエンジニア→プロジェクトマネージャー」という流れでステップアップしていくのが王道です。
このステップアップを効果的に進めるコツは、「技術の専門性」と「ビジネス視点」をバランスよく磨くことです。技術面では、担当する開発言語やフレームワークの深い理解はもちろん、クラウド技術やAI、IoTなど新しい技術トレンドにも積極的に触れておくと良いでしょう。ビジネス面では、お客様の業務を理解し、課題解決のための最適なシステム提案ができる力を養うことが重要です。
また、資格取得もキャリアアップの有効な手段です。特にAWS認定資格やAzure資格などのクラウド関連資格、PMPなどのプロジェクト管理資格は、自身のスキルを客観的に証明する手段として評価されています。
資格取得のロードマップ を知っておくことで、より効率的なキャリアアップの助けになるでしょう。
SIerで経験を積んだ後の選択肢は多岐にわたります。SIer内でキャリアを積み続けるだけでなく、様々な方向へのキャリアチェンジも可能です。
まず「社内キャリア」としては、技術スペシャリストとしての道と、マネジメントとしての道の二通りがあります。技術スペシャリストは特定の技術領域のエキスパートとして深い専門性を持ち、マネジメント職は複数のプロジェクトや部門を統括する立場として活躍します。
「社外キャリア」としては、クライアント企業のIT部門への転職や、コンサルティング会社へのキャリアチェンジなどがあります。フリーランスとして独立するのも一つの選択肢です。特に大規模プロジェクトの経験を持つエンジニアは、フリーランスになることで年収を大幅に上げられるケースも多いです。また、習得した技術とビジネス知識を活かして起業するエンジニアも増えています。
SIerはIT業界の入口として多くの選択肢を提供してくれる職場です。自分の適性や志向に合わせて、長期的なキャリアビジョンを描いていくと良いでしょう。
未経験からITエンジニアを目指すなら、SIerは貴重な入口となります。充実した研修制度と幅広い技術に触れる機会があり、基礎から着実にスキルを積み上げられるのが大きな魅力です。また、様々な業界の知識も同時に身につけられることで、将来のキャリアの選択肢が広がります。まずは自分の興味ある業界のSIerを調査し、基本的なIT知識を学んでおくことをおすすめします。SIerでの経験は、どのようなIT職種に進むにしても、必ず役立つ貴重な財産となるでしょう。